第98回選抜第7日第1試合、智弁学園と神村学園の一戦は延長10回タイブレークの末に2―1で決着。安打数では上回った智弁学園だが、勝敗を分けたのは長打ではなく進塁打だった。
智弁学園と神村学園 延長戦までもつれた試合展開
かこ
序盤は完全に神村学園の流れだったよね。初回に川崎の二塁打で先制して、そのまま主導権を握った感じがあったし、あの1点の重みがずっと試合に残ってた。
アルプスりん
スタンドの空気も最初は神村学園寄りだったと思う。先制した直後って一気に勢い出るし、そのまま押し切れそうな雰囲気があったのが印象的だったな。
ミオ
ただ、杉本が初回以降にしっかり立て直したのが大きい。最終的に4安打1失点で完投、しかも2回以降の被安打がほぼないのは流れを変えた要因だね。
かこ
うん、あの初回のあとに一気に試合が締まった感じ。神村学園が追加点を取れなかったことで、試合の均衡がずっと続いたのがドラマ的にも面白かった。
アルプスりん
応援も中盤以降は拮抗してたよね。どっちも点が入らない時間が続くと、スタンドの緊張感がどんどん高まっていく感じがすごかった。
ミオ
結果的に投手戦に持ち込んだ杉本の修正力が大きいね。神村学園の攻撃を序盤以降ほぼ封じたことで、試合の性質自体が変わった。
杉本真滉と龍頭汰樹 好投手対決の内容
かこ
杉本は最初に失点したのに、そこから試合の温度を完全に変えたよね。まさに流れを引き戻した投球って感じで、試合の軸になってた。
アルプスりん
その投球でスタンドの雰囲気も変わったと思う。神村学園側の勢いが少しずつ落ちて、逆に智弁学園の応援がじわじわ盛り上がってきたのを感じたな。
ミオ
龍頭もすごかったよ。10回125球で2失点、自責1。特に9回の無死三塁を無失点で切り抜けた場面は、試合を延長に持ち込む価値ある投球だった。
かこ
あの9回はもう決まったと思ったもんね。でもそこをしのいだからこそ、さらにドラマが続いたし、両チームの粘りが際立った。
アルプスりん
あのピンチでの応援もすごかったよ。どっちも声がぶつかり合う感じで、球場全体が一体になってた空気だった。
ミオ
龍頭は打ち崩されたわけじゃない。むしろ要所で抑えているから、敗因は投手の出来というより別の部分にあるね。
智弁学園の得点は犠飛と進塁打の積み重ね
かこ
智弁学園の得点の取り方が印象的だったよね。8回も10回も犠飛で1点ずつ、じわじわ積み上げていく感じが試合の流れを変えた。
アルプスりん
ああいう外野に運ぶ形って、スタンドも一気に盛り上がるよね。派手な長打じゃなくても、点が入る瞬間の一体感がすごく伝わってきた。
ミオ
データ的にも象徴的で、3犠打と2犠飛。長打で崩すのではなく、確実に進めて外野に打ち上げる再現性のある攻撃ができていた。
かこ
7回に本塁で刺された場面もあったけど、それでも形を崩さなかったのがすごいよね。失敗があっても同じ形で取りにいく強さがあった。
アルプスりん
あのアウトの後も雰囲気は切れなかったよね。むしろ「次は決めるぞ」っていう応援の流れが続いてたのが印象的だった。
ミオ
結果的にその再現性が終盤で効いた。8回と10回で同じように得点できたのは、戦術として徹底されていた証拠だね。
神村学園はあと一つの進塁打が出なかった差
かこ
神村学園もチャンスはあったんだよね。8回も10回も勝ち越しの形を作ってたのに、あと一歩届かなかったのがすごく悔しい展開だった。
アルプスりん
特に10回裏のタイブレークはスタンドも一気に期待感が高まってたよ。一死二、三塁って最高の形だっただけに、空気が止まった感じがした。
ミオ
そこだね。送りバントで理想形を作っても、そのあと進塁打が出なかった。智弁学園が外野へ運んだのと対照的だった。
かこ
初回も二、三塁で1点止まりだったし、試合全体を通して「もう1点」が取れなかったのが、そのまま結果に繋がった印象だね。
アルプスりん
チャンスのたびに盛り上がるけど、あと一押しで点が入らないと一気に静まる感じがあって、その波が最後まで続いた試合だった。
ミオ
結局、投手力は互角でも、終盤で1点を形にできるかどうか。その差が2―1というスコアにそのまま表れている試合だったね。

