
第98回選抜高校野球大会で行われた東北と帝京長岡の一戦は、機動力を武器にする両校の対決として注目された。結果は東北が5-1で勝利。試合の流れを分けたポイントを、3人の視点で掘り下げる。
東北が主導権を握った初回の攻防と工藤壱朗の立ち上がり
かこ
やっぱり試合の流れを決めたのは初回だったよね。四球と死球で満塁になって、押し出しで2点っていう入り方がすごく象徴的だったと思う。
アルプスりん
あの押し出しの場面、スタンドも一気に東北の空気になった感じあったよね。ヒットじゃなくても点が入ると、応援の勢いもぐっと変わるし。
ミオ
工藤壱朗が4回で7四死球という数字を見ると、やはり制球面で苦しんでいたのは明らか。序盤で崩れたのが結果に直結した形だね。
かこ
しかも松本叶大が四球で出て流れを作ってるのも大きいよね。上位打線がきっちり役割果たしてる感じがした。
アルプスりん
進藤翔愛のところも四球でつないで、全体で押していく感じがあって、ベンチもすごく一体感あった印象だなあ。
ミオ
安打はまだ少ない段階でも得点できたのは、選球眼の良さと相手の状態を見極めた攻撃ができていた証拠だと思う。
6安打5得点に見る東北打線の得点パターンの多様性
かこ
この試合、東北は6安打しか打ってないのに5点取ってるのが面白いよね。一気に打ち崩した感じじゃないのが特徴的。
アルプスりん
確かにホームランとか大きい当たりじゃなくて、少しずつ積み重ねていく感じで、応援もじわじわ盛り上がるタイプの試合だった。
ミオ
押し出し、犠飛、適時打、三ゴロの間と得点の形が分散している。特定の打撃力に依存しない点の取り方ができているのは強みだね。
かこ
3回のセーフティースクイズが失敗してるのも含めて、いろんな攻撃を試してる感じがあったよね。
アルプスりん
ああいう細かいプレーもスタンド的にはドキドキするんだよね。成功しても失敗しても空気が動く感じが楽しい。
ミオ
7回のヒットエンドランも含めて、終盤まで能動的な攻撃が続いていたのは、単なる待球策ではないことを示しているね。
帝京長岡の機動力と2回の攻撃が生んだ分岐点
かこ
帝京長岡も2回にチャンス作って1点返してるし、あそこで流れを変えられそうな場面はあったよね。
アルプスりん
松山海皐のヒットから一気に盛り上がった感じあったし、スタンドも「ここだ!」って空気になってたの伝わったよ。
ミオ
ただ本盗を試みて失敗した場面が大きかった。成功すれば2-4で展開が変わる可能性があっただけに、リスクの高い選択だったね。
かこ
昨秋32盗塁のチームらしい攻め方ではあったけど、結果的にそこで流れを取り戻せなかったのが痛かったね。
アルプスりん
あのプレーは応援も一瞬止まるくらいの緊張感あったよね。決まってたら一気に流れ来てたと思う。
ミオ
機動力を武器にしているからこそ選択したプレーだけど、結果としては試合の流れを変えるには至らなかった。
東北の継投と守りで封じた帝京長岡の反撃
かこ
東北はその後の試合運びがすごく安定してたよね。序盤で取った流れをずっと手放さなかった感じ。
アルプスりん
投手が変わっても雰囲気が崩れなかったのがすごいよね。応援も安心して見てる感じがあった。
ミオ
金沢が5回3安打1失点で試合を作り、その後の3投手が4回を1安打無失点でつないだ継投は非常に明確だった。
かこ
帝京長岡も2回以降は点が取れなかったし、完全に流れを断たれてたよね。
アルプスりん
攻撃のチャンスが減るとスタンドの盛り上がりも難しくなるし、その意味でも東北の守りは効いてたと思う。
ミオ
四死球と失策で序盤に得点し、その後は投手力で抑えるという試合設計が機能した結果の5-1だったと言えるね。

