半グレー六本木 摩天楼のレクイエムー（13）草下シンヤ×山本隆一郎【2025年10月20日発売！】

裏社会のリアルと絆の物語――“六本木の闇”を描く、慟哭のハードドラマ最新巻！

『半グレー六本木摩天楼のレクイエムー』は、実録ノンフィクション作家・草下シンヤさんと、『サムライソルジャー』で知られる山本隆一郎さんによる、圧倒的リアリティの裏社会ドラマ。
2025年10月20日、秋田書店（ヤングチャンピオン・コミックス）から最新13巻が発売！
六本木・渋谷・大阪――都市の“光と闇”を舞台に、半グレ組織「環状連合」の若き幹部・伊南真が、暴力・金・裏切りの世界を駆け抜ける。
緊張感が張り詰める中にも、人間の情と絆が描かれる“魂の群像劇”がついに佳境へ！

シリーズ序盤：六本木の闇に生きる若者たち

1〜3巻では、伊南真が六本木の裏社会でのし上がっていく姿が描かれる。
ただのチンピラでもなく、ヤクザにもなりきれない“半グレー”として、矛盾だらけの世界で必死にもがく若者たち。
六本木という街の華やかさの裏で繰り広げられる、暴力と金の現実。
山本隆一郎さんの描くアツくて泥臭い人間模様、そして草下シンヤさんの取材力による圧倒的なリアリティが融合し、他の裏社会漫画とは一線を画す世界を作り上げている。
リアルな台詞回しや息遣いまで伝わるほどの“現場感”が魅力なんだ。

第13巻は『大阪タコ下キッズ編』ついにクライマックスへ！

『半グレー六本木摩天楼のレクイエムー（13）』では、物語の舞台が大阪・ミナミへ。
シリーズでも屈指の壮絶な展開を見せる「大阪タコ下キッズ編」がついに佳境を迎える！
伊南真の妹・夏樹は、覚醒剤依存から立ち直り、ボランティア活動を通じて“タコ下”に集まる少女たちの現実を調査中。
そこで出会った16歳の少女を助けようとするが、彼女を支配していた外道どもに連れ去られてしまう…。
一方、真も大阪の盟友・眞木から“偽環状連”の存在を知らされ、潰すために動き出す。
そして、妹・夏樹を狙う鬼畜・吉良と裏切り者・佐久間――極限の緊張が走る中、刑事・国枝が奇跡のような救出劇を見せる！

“必要悪”vs“絶対悪”――闇の中の正義を問う

このシリーズの根底にあるテーマは、“悪の中の正義”と“絆の意味”。
環状連合という「必要悪」に生きる伊南真たちは、ただの犯罪者ではない。
守るべきもののために、己の手を汚しながらも進む姿は、まるで現代のアウトロー英雄譚。
一方で、偽環状連のような“絶対悪”が跋扈する世界では、正義の定義すら曖昧になっていく。
だからこそ、真や夏樹たちの“生き様”が、読者の胸に深く突き刺さる。
ただの暴力ではなく、そこに「人間の痛みと祈り」がある――それがこの作品の真骨頂。