銭湯を舞台に描かれる、痛くてまっすぐな青春BL——。
「けやき商店街 桜ノ湯」は、椿ゆず先生（原作）×杜若わか先生（漫画）による、心の距離と恋の不器用さを丁寧に描いた人気シリーズ。
舞台は昔ながらの銭湯「桜ノ湯」。
湯けむりの向こうに見えるのは、ぶつかり合いながらも惹かれ合っていく高校生たちの姿。
ただの恋愛じゃなくて、誰かを想う痛みや、すれ違いのリアルさが沁みてくる青春BLなんだよね。
銭湯という“人と人をつなぐ場所”が、2人の関係の象徴として機能していて、静かな空気感の中に熱が宿る物語。
第1巻のあらすじ：衝突から始まるふたりの関係
主人公・東達巳は欅高校の三年生。
ある日、二年生の江口舜平を骨折させてしまったことをきっかけに、彼の家業である銭湯「桜ノ湯」を手伝うことになる。
最初は気まずい関係だったけれど、舜平は達巳の不器用な優しさを少しずつ理解し始める。
銭湯の手伝いを通じて、笑い合ったり、小さな秘密を共有したり——そんな日常の積み重ねの中で、ふたりの距離はゆっくりと近づいていく。
そして、舜平のまっすぐな想いが達巳の心を少しずつ溶かしていく。
けど、そこにあるのは“甘いだけの恋”じゃなくて、思春期特有の迷いや不安もちゃんと描かれているのがこの作品の良さ。
「けやき商店街 桜ノ湯 2」発売日は2025年10月27日頃！
待望の第2巻は、2025年10月27日頃にKADOKAWA・ジーンピクシブシリーズから発売！
1巻の“告白”から、今回は関係の変化と葛藤が中心になる展開。
舜平のまっすぐな気持ちに戸惑いながらも、心のどこかで惹かれていた達巳。
だけど、ある言葉がきっかけで激しく衝突し、達巳は思わず別れを告げてしまう。
怒りや恥ずかしさ、そして後悔が混ざり合う中で、学校でも舜平を避けてしまう達巳。
“すれ違いのまま終わってしまうのか——？”という切なさが本巻の大きなテーマ。
お互いが本当はどう思っているのか、素直になれない2人の姿が、読んでいて胸に刺さる。
前巻よりも感情の波が激しくて、恋の痛みと優しさがぐっと深まっている展開になりそう。
銭湯という“ぬくもり”の象徴が描く、人と人のつながり
「桜ノ湯」は、ただの背景じゃなくて、物語のもう一人の登場人物みたいな存在。
湯気の中で交わされる何気ない会話や、閉店後の静かな時間。
そのどれもが、ふたりの関係を少しずつ変えていく大切な瞬間になっている。
杜若わか先生の繊細な作画と、柔らかい光の表現が本当に美しくて、読んでいるとまるで湯船の中にいるような安心感がある。
キャラクターの感情を“空気”で伝えてくる作品だから、派手な展開よりも静かな余韻を味わいたい人にはぴったり。
こんな人におすすめ！
- 青春BLが好きな人。
- 静かな関係性の変化をじっくり描いた作品が好きな人。
- すれ違いと和解のドラマに弱い人。
- 銭湯や商店街の温かい雰囲気が好きな人。
- 杜若わか先生や椿ゆず先生の繊細な世界観が好きな人。
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