この作品、感情の揺さぶり方がエグいんよ…!
「殉国のアルファ~オメガ・ベルサイユ~」って、読むと心が重くなるのに止められない中毒系。
18世紀フランス・パリを舞台に、α・β・Ωという性階級が存在する特異な世界観で描かれる愛と革命の物語なんだけど、登場人物の運命が濃すぎて読んでる側の心まで削られていくのに、それでも次が読みたい…ってなるやつ。
国・革命・身分・欲望・運命の番。
綺麗ごとじゃ済まない感情と歴史が絡み合っていて、一つの選択が国家すら変えてしまうほどの重みを持つ。
恋愛作品としても政治劇としても深いし、描写が濃厚で読み終わった後の余韻が長いのが本作のすごさ。
今回の殉国のアルファ~オメガ・ベルサイユ~(8)は、特に人間関係と運命が大きく動きそうな匂いが強い。
発売日は2025年12月10日。
ここから情勢も愛も一気に揺さぶられそうな予感してて、ファンの期待値も高まってる感じ。
序盤の雰囲気はこんな感じ
1〜3巻の前半は、国王ルイ(α)と、Ωの少女フランの関係から物語が始まっていく。
2人は仇であり復讐者であり、それでも「運命の番」として惹かれ合ってしまう矛盾まみれの関係で、この時点で胃がキリキリするのに目を離せない。
階級と性によって愛が許されない世界で、心も体もどうしようもなく求めてしまう。
フランス革命の影、生と死の境界、権力と恋情。
この世界観が刺さる人には、序盤から一気に引き込まれていける。
8巻あらすじ(切なさと火薬が同時に爆ぜる気配)
ロベスピエールが“α”であると知ったルイ。
彼がフランと番になった未来に、革命が起きない可能性を見出したことで、物語はさらに複雑にねじれていく。
ルイは自死の未来を見据えながらも、国の未来とフランへの想いの間で揺れ続ける。
一方で、時が流れ落ち着いたように見えるフランとロベスピエールも、それぞれ心の奥に過去の痛みを抱えたまま。
さらにサンジュストが再び暗躍を始め、
マリーとフェルゼンにも危うい影が落ち始め、
愛・陰謀・欲望・政治がまた絡まり合っていく――。
この8巻、確実に大きく動く。
心臓を持っていかれる準備しておいたほうがいいレベルだと思う…。
こんな人に刺さる作品!
- 濃厚な愛と苦しさのあるドラマが好き
- 運命に抗うキャラに惚れるタイプ
- Ωバース×歴史×政治という独特さに惹かれる人
- 美しくて痛い恋愛が読みたい
- 物語の重さすらご褒美に感じる人

