サンダーボルトの魅力ってどこにある?まずそこ語りたい
「サンダーボルト」って、ガンダムの中でも特に“痛み”と“生”が重く響くシリーズだと思う。
モビルスーツ戦の重圧、戦場の静寂と爆音、人間の弱さと誇り――全部が同じページに存在する感じで、読んだあとしばらく胸がざわつくタイプ。
特に音楽をテーマに絡めてくる表現はずるいよね。あのジャズの空気が戦火に混ざる瞬間の緊張感、忘れられない読者多いはず。
描くのは太田垣康男、原案は矢立肇 & 富野由悠季。
名前だけで信頼MAXな布陣なのに、13年間積み上げてきた密度でさらに重く強く仕上がってる作品。
そしてついに――
機動戦士ガンダム サンダーボルト(27)
2025年12月19日発売予定。
ここで物語は完結。
それだけで体温上がるし、ページ開く手が震える最終巻。
1〜26巻の世界をざっくり空気ごとまとめると
一年戦争後の世界。
勝者も敗者も傷を抱えて、でも生きる選択しか残ってない。
戦いは終わっても心の中の戦争は終わらず、仲間も敵も、正義と狂気も、全部が同じ世界に存在する。
南洋同盟、連邦の影響力低下、宗教的結束、独立の野望。
光と闇が混ざりあう政治背景の中で、生き残った者たちの「選択」が未来を作る。
戦場の熱量と人間の弱さ、その二つのギャップが毎巻刺さるんだよね。
拳じゃなく心を殴られる戦争ドラマってこういうことかってなる。
27巻は最終章。終わりと続く命が同時に描かれる巻
内容紹介だけで胸が詰まる。
・戦争は終わった
・南洋同盟の計画も崩壊
・地球圏に一時の平穏
・でも「残された者のその後」が始まる
死んだ者たちは帰ってこない。
それでも人は生きていく。
その姿を見届ける巻なんだと思うと、ページを捲るのが怖いし楽しみでもある。
最終話タイトルは「チーム・サンダーボルト出撃」。
完結巻で“出撃”という言葉を使うの強すぎ。
未来へ進む音が聞こえる気がして、読者側の覚悟も試されてる感じする。
収録話
- 第222話 クリード&ソニア
- 第223話 ジャニス&ビリー
- 第224話 レヴァン教誕生
- 第225話 EUREKA
- 第226話 シャンチー
- 第227話 チーム・サンダーボルト前編
- 第228話 チーム・サンダーボルト後編
- 最終話 チーム・サンダーボルト出撃
発売日・書誌データ
- 発売日:2025年12月19日
- 著者:太田垣 康男(著)/矢立 肇・富野 由悠季(原案)
- レーベル:ビッグコミックス
- 出版社:小学館
こんな読者に刺さる最終巻
- 戦争を描いていても人間ドラマの方が刺さる人
- ガンダムの中でもハードで重い作品が好きな人
- サンダーボルトの音楽性・表現が刺さった人
- 13年の終わりを自分の目で確かめたい人
- 「完結」の重みを受け止める準備ができてる人
予約はこちらから
機動戦士ガンダム サンダーボルト(27)|楽天ブックスで予約する
機動戦士ガンダム サンダーボルト(27)|Amazonで予約する

