このバレー漫画、静かに火力高くて油断できない…!
「ディグイット」は、スポーツ漫画の中でもテンションだけで押し切らないタイプ。
派手な必殺技よりも、選手それぞれの背景とか、積み重ねてきた感情がプレーににじみ出る感じがあって、読んでるとじわじわ熱くなるんだよね。
主人公は、バレーボール元全日本代表エース・獅子谷慧の息子であるガク。
でも、親が有名選手だからって持ち上げられる話じゃなくて、むしろ「見放された側」から始まるのがこの作品のしんどくて良いところ。
ポジションもエースじゃなくてリベロ。
コートの中で一番目立たない役割を選び、「世界一」を目指すっていう構図がもう刺さる人には刺さりまくる。
1〜3巻あたりの序盤はどんな流れ?
序盤では、ガクが父親への複雑な感情を抱えたまま、静岡の羽海野高校へ進学するところから物語が始まる。
バレー部はクセ強めで個性派ぞろい。
でも、誰もがそれぞれの理由でバレーを続けていて、その温度差や距離感がリアルなんだよね。
入部して間もないのに、いきなり強豪校との練習試合が組まれる展開も展開早めで良い。
「強くなるまで待ってくれない」っていう現実を突きつけられる感じが、青春スポーツものとしてかなり良い味出してる。
ガク自身も、まだ自分のリベロとしての武器が完全に形になっていない段階だからこそ、ここからの成長が楽しみになる構成になってる。
ディグイット(2)はリベロとしての“初試合”が始まる巻
ディグイット(2)では、羽海野高校バレー部が強豪校との練習試合に臨むところが大きな軸。
初戦の相手は、県ナンバー2の風早高校。
いきなりレベル高すぎでは?って思うけど、だからこそガクにとっては逃げ場のない状況。
この試合は、ガクにとってリベロとして初めての公式に近い実戦。
派手なスパイクじゃなくて、レシーブ一つひとつに意味があって、「拾えるかどうか」で試合の流れが変わるポジションだから、緊張感がずっと続きそう。
強豪相手にどこまで食らいつけるのか。
この試合が、ガク自身の評価だけじゃなく、チーム内での立ち位置を決める転機になりそうな雰囲気がある。
ディグイット(2)の発売日と予約情報
発売日は 2025年12月23日。
年末に向けてスポーツ漫画を一気読みしたくなる時期だから、このタイミングでの新刊はかなりアツい。
アフタヌーンKCは後からじわじわ評価上がる作品も多いから、気になってるなら早めに確保しておくと安心。
こんな人におすすめ!
- バレー漫画が好きだけど、ちょっと違う視点も見たい人
- エースより縁の下の力持ちポジションに弱い人
- 親との確執やコンプレックスを描いた物語が刺さる人
- 派手すぎないリアル寄りのスポーツ漫画が好きな人
- 成長型主人公をじっくり追いたい人

