まず、OMORIってどんな作品かというと…
「OMORI」は、かわいいビジュアルからは想像できないくらい、心の奥を静かに、でも確実にえぐってくる作品なんだよね。
友情、後悔、罪悪感、不安――そういう感情がじわじわ積み重なって、読んでる側の心まで揺らしてくる感じ。
原作は世界的に評価されたインディーゲームで、その独特の空気感をコミカライズでもちゃんと再現してるのがすごいところ。
アフタヌーンKCらしい丁寧な描写で、キャラの表情とか間の取り方が本当に刺さる…。
OMORI（3）は、そんな物語がさらに核心に近づいていく巻になりそうで、発売前から緊張感がすごい。
1〜3巻あたりの流れをざっくり押さえると
物語の中心にいるのは、過去の出来事をきっかけに心を閉ざしてしまったサニー。
そして、彼を取り巻く友人たち――オーブリー、ケル、バジル、ヒロ。
序盤では、再会した仲間たちの間に生まれてしまったズレや違和感が、少しずつ浮き彫りになっていくんだよね。
誰も悪気はないのに、思いはすれ違って、言葉は届かなくて、その結果として関係が壊れていく感じがリアルすぎる…。
3巻あたりでは、過去に何があったのか、なぜ彼らがこんなにも傷ついているのか、その輪郭が少しずつ見え始めてきて、
「これ以上踏み込んで大丈夫…？」って思うくらい、感情的に重くなっていくのがOMORIらしさ。
OMORI（3）で深まる対立と、迫るタイムリミット
OMORI（3）では、
一人にされたことを許せないオーブリーと、彼女の乱暴さを受け入れられないケルの対立がよりはっきりしてくる。
さらに、「何か」に怯え続けるバジル、過去に囚われ続けるサニー。
それぞれが抱えている問題が絡まり合って、ついにバジルが危機的な状況に陥ってしまう流れは、読んでて息が詰まりそうになる感じ。
そんな中、サニーが彼を追いかける展開や、
4年ぶりに再会するヒロの兄貴の存在が、物語にどう影響していくのか…
絶望だけじゃなく、かすかな希望も同時に見えてきそうで、感情の振れ幅がとんでもない巻になりそう。
しかも残された時間はあと2日。
夢と現実の境界がどんどん揺らいでいく中で、どんな選択が待っているのか、正直めちゃくちゃ気になる。
発売日・予約情報をチェック
OMORI（3）の発売日は
2025年12月23日。
年末に近い時期の発売だから、静かな時間にじっくり読みたい人にはちょうどいいタイミング。
重たいテーマだけど、その分読み終わったあとに残る余韻がすごいタイプの作品だから、予約して心の準備しておくのもアリかも。
こんな人におすすめ！
- 心理描写が深くて重めの物語が好きな人
- 友情や後悔、過去と向き合うテーマに弱い人
- ゲーム原作の世界観を漫画でも味わいたい人
- かわいい絵柄×シリアス展開のギャップに惹かれる人
- 読後にしばらく余韻に浸りたいタイプの人
