時代が変わっても消えない火種
『ドンケツ 第2章(15)』は、極道の世界を描いた大ヒットシリーズの続編らしい熱さがぎっしり詰まってる。表向きには落ち着いたように見えても、水面下では「いろんなヤツ」がうごめいてて、むしろ以前より不気味な緊張感が漂ってる感じ。
月輪会が縮小して月輪組となったのに、結局新たな抗争の火ぶたが切られる。権力者まで巻き込むスケール感があって、ただの勢力争いじゃなく時代の変化に飲み込まれる人間たちの姿がリアルに描かれてるのがすごい。
過去巻を思い出しながら楽しめるポイント
杉田の死が残したもの
これまでの展開を追ってきた人なら、杉田の存在感は忘れられないはず。その死で一つの決着を迎えたかと思えば、むしろ次の戦いの序章になってしまうのがドンケツらしい。切なさと緊張感が同時に押し寄せてくる。
チャカシンの挑発がもたらす波乱
今回もチャカシンが仕掛ける挑発がキーポイント。敵を動かし、自分たちの道を切り開く姿勢がスリリングで、どこまで計算しているのか気になるところ。彼の動きが物語の空気を一気に変えていく。
月暈組と心会のにらみ合い
新しい抗争の舞台は月暈組と心会。互いの思惑がぶつかり合う展開は、任侠漫画らしい迫力にあふれていて、一度読み始めると止まらなくなる。人間関係の複雑さもあって、単純な善悪では語れないのが魅力。
第2章15巻の注目ポイント
- 「平穏」の裏で動き出す新たな抗争
- 杉田の死後に訪れる不安定な均衡
- チャカシンの挑発が物語を揺さぶる
- 月暈組と心会の対立が激化する予兆
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シリーズのファンならもちろん、今作から読み始めてもスリルを味わえる内容。発売日に手に入れて、熱い人間模様を一緒に楽しんでほしい。
基本情報
タイトル | ドンケツ 第2章(15) |
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著者 | たーし |
レーベル | YKコミックス |
シリーズ | ドンケツ |
関連作品 | ドンケツ |
出版社 | 少年画報社 |
発行形態 | コミック |
発売日 | 2025年8月25日 |
ページ数 | 192ページ |
ISBN | 9784785979805 |
あらすじ(要約)
月輪会が縮小し平穏を取り戻したかに見えたが、裏では正体不明の勢力が暗躍し始める。権力者まで巻き込む覇権争いは杉田の死で一段落するものの、同時に心会との抗争の幕開けとなる。月暈組再興を掲げる野江谷英隆と心会幹部・重岡を、チャカシンが挑発。新たな戦火が孤月組に迫ろうとしていた。