第98回選抜第2日第3試合、智弁学園が花巻東を4―0で下した一戦は、10安打と3安打の差以上に「1点の積み重ね」が際立った試合だった。杉本真滉の完封と、角谷哲人を軸にした得点の形を3人で語る。
智弁学園の三回先制と下位からつながる攻撃
かこ:三回の先制点、あそこが試合の流れを一気に引き寄せた感じだったよね。すごくきれいな形だった。
アルプスりん:8番が出て9番が送って1番が返すって、応援してても流れが分かりやすくて盛り上がるよね。
ミオ:多井の出塁から八木の犠打、角谷の適時二塁打。理想的な得点パターンがそのまま出ていた。
かこ:しかもその後も同じ形で点を重ねてるのがすごい。偶然じゃなくて再現できてるのが強さだよね。
アルプスりん:下位から上位にうまくつながると、スタンドも「また来るかも」って期待感が続くんだよね。
ミオ:7回までに3度その形で得点。角谷3安打3打点、多井2得点と、役割分担が明確だった。
角谷哲人・多井桔平・八木颯人の役割分担
かこ:この試合って、主役は角谷だけど、その前の2人がすごく効いてるよね。
アルプスりん:八木の送りとか盗塁とか、目立たないけど空気を作るプレーが多かった印象ある。
ミオ:多井が2安打2得点、八木も犠打と盗塁で機会を拡張。1番に得点機を渡す流れが機能していた。
かこ:五回も七回も同じようにチャンス作ってるし、ずっと試合をコントロールしてた感じ。
アルプスりん:大きい一発じゃなくて、じわじわ点を取ると応援も継続的に盛り上がるんだよね。
ミオ:長打頼みではなく、進塁と連携で得点。打線全体で機能しているのが数字にも出ている。
花巻東の好機と中軸の沈黙
かこ:花巻東も序盤からチャンスあったよね。一回とか三回とか、流れつかめそうだった。
アルプスりん:ああいう場面で一本出るかどうかで、球場の空気って本当に変わるんだよね。
ミオ:ただ赤間と古城が無安打。中軸が機能しないと、得点の期待値は一気に下がる。
かこ:三回の二死三塁とか、あそこ決まってたら全然違う展開になってた気がする。
アルプスりん:八回の一、三塁もそうだけど、あと一本のところで止まるともどかしさが残るよね。
ミオ:3安打に抑えられた上、得点圏での打撃がつながらない。攻撃が線にならなかった典型。
杉本真滉の完封と試合全体の支配
かこ:やっぱりこの試合の軸は杉本だよね。ずっと試合を渡さない感じがあった。
アルプスりん:ピンチでも空気が変わらないのがすごい。スタンドも安心感あったと思う。
ミオ:9回3安打完封、7奪三振。要所で三振か内野ゴロに打ち取り、得点機を断ち切っていた。
かこ:1点でも取られたら流れ変わりそうなのに、それを全部止めてるのが大きかったよね。
アルプスりん:守りのリズムがいいと、攻撃にもいい流れが戻ってくるのが見てて分かる。
ミオ:直球で押し込みつつ、無駄な四球を出さずに制御。試合のテンポと結果を支配した投球だった。

