「THE BAND」ってどんな作品?まずは魅力の温度感語りたい
ハロルド作石作品って、空気の温度があるよね。
汗、焦り、嫉妬、音、ライブハウスの湿度、アンプの震え――全部が読んでるこっちに響いてくる。
THE BANDはその感覚が濃くて、生の音が聞こえるような、胃の奥がざわつくようなリアリティがあるのが最高なのよ。
バンドで生きるって綺麗ごとじゃなくて、衝突だらけで、でもそれでも音に向き合う瞬間がひたすら美しい。
そんな「痛いほどリアルな青春の音楽漫画」が好きな人に直撃するタイプ。
そして今回、第3巻となるTHE BAND(3)の発売日が2025年12月17日に決定。
ここまで来て空気がピリつき始めてる感じで、読む前から手が震えそうなタイミング。
序盤(1〜2巻)ってどんな流れ?ざっくり世界に入りやすくまとめると
ギターも作曲もまだまだ未熟で、「できない」「わからない」が山ほどある友平。
でもステージに立ちたい、音の中心にいたい、その気持ちひとつで走ってるのがエモすぎるんだよね。
仲間との距離感も、憧れも、挫折も、生々しく描かれてて読んでる側も鼓動早くなる作品。
ライブという現場で磨かれて、プライドにぶつかって、それでも踏みとどまる気持ちが刺さる。
バンドって個人じゃなくて集合体で、でも同時に個人が試される場所なんだって感じさせられる。
3巻の焦点は「作曲決闘」!期待値が一気に跳ねる
内容紹介から見えるのは、ついに友平が大きな壁にぶつかる展開。
・ドラカリスのサポートを続ける中
・ベースの涼は友平の技術に不満
・正式メンバーになる条件は「未完成曲を完成させる」
さらに追い打ちのように、
同じ素材で鎌仲も曲を作り、より良い曲を作った方が正式加入という勝負。
作曲経験ゼロの友平 VS 実力者の鎌仲
これもう手汗止まらん展開じゃん……。
そして地元のライブハウス「ギミーデンジャー」でのステージまで決まってて、
音楽人生のターニングポイントという言葉がそのまま胸に刺さる。
負けても勝っても、絶対になんか変わる。
読んでる側も一緒に試されるみたいな巻になりそうで、期待しかない。
発売日&書誌データ
- 発売日:2025年12月17日
- 著者:ハロルド作石
- レーベル:KCデラックス
- 出版社:講談社
こんな人に刺さる3巻!
- 音楽漫画で胸を殴られたいタイプ
- 天才より努力型に感情持っていかれる人
- スタジオの息苦しさやライブハウスの空気が好きな人
- バンドのぶつかり合いが熱いほど燃える人
- 友平がどう音と向き合うのか最後まで見たい人

