まず、この作品の空気感が唯一無二すぎるんだよね
「光が死んだ夏」は、ホラーって一言でまとめるにはちょっと違ってて、静かで、不気味で、でもめちゃくちゃ切ない空気がずっと流れてる作品。
読んでると怖いのに目が離せなくて、気づいたら心の奥をじわじわ掴まれてる感じがするんだよね。
舞台は田舎の集落で、登場人物も派手じゃないのに、日常の中にある“違和感”の描き方がほんとに上手くて、「何かおかしい」って感覚がずっと続くのがクセになる。
ホラー苦手でも読めるって言われる理由、読んだらわかるやつ。
そんな「光が死んだ夏」シリーズの最新刊、光が死んだ夏 8 は、これまで積み重なってきた感情や謎が、かなり大きく動きそうな巻として注目されてる。
序盤〜これまでの流れをざっくり振り返ると…
物語の始まりは、よしきと光という、同じ集落で育った幼なじみの関係から。
でもある夏を境に、光は“光じゃないナニカ”にすり替わってしまう。
見た目も声も同じなのに、中身が違う存在・ヒカル。
それを知ってしまったよしきが、それでも一緒にいようとする選択が、もう最初から重くて切ないんだよね。
物語が進むにつれて、集落に存在する「穴」や、こちら側とあちら側の境界、そして人知れず犠牲になってきたものが少しずつ明らかになっていく。
派手な展開じゃないのに、1話1話が心に残るから、気づいたらどんどん読み進めちゃうタイプ。
7巻あたりでは、よしきの身体に現れる異変や、周囲の大人たちの動きもより不穏になってきて、「ここから先、戻れないところに行くのでは…」って空気が強まってた印象。
光が死んだ夏 8 で描かれそうなポイント
最新刊 光が死んだ夏 8 では、ヒカルが「あの世からこちら側へ戻る方法」を探しているという、かなり核心に近いテーマが描かれそう。
よしきの「お願い」を叶えるために見つけた“通り道”が何を意味するのか、そしてそれが本当に救いになるのか、それともさらなる悲劇につながるのか…正直、読者の心が試されそうな予感しかしない。
一方で、よしきの身体に広がる痣を案じて、暮林が「次の穴を自分が閉じに行く」と提案する展開も気になるところ。
しかも、その裏には別の人物の思惑があるらしくて、人間関係も一気にきな臭くなりそう。
さらに今回は、巻末に描き下ろし短編が収録予定で、生前の光の記憶をよしきが振り返る内容らしいから、感情面のダメージがでかそうなのも覚悟ポイント。
発売日と予約情報をチェック
光が死んだ夏 8 の発売日は、2025年12月27日頃予定。
年末タイミングってだけで情緒が揺さぶられるのに、この内容はちょっと覚悟必要かも。
シリーズを追ってる人はもちろん、途中まで読んで止まってる人も、この巻は転機になりそうだから要チェック。
発売日近くなると在庫が動きやすい作品だから、確実に手に入れたいなら予約しておくのが安心だと思う。
こんな人におすすめ!
- 静かなホラーや不穏な空気感が好きな人
- 友情や依存、喪失をテーマにした物語に弱い人
- 説明しすぎない余白のあるストーリーが好きな人
- じわじわ心を削られる作品を求めてる人
- 読後、しばらく余韻に浸りたいタイプの人

