静かに始まるのに、気づいたら胸の奥が熱くなってる。
夢を追うってこういうことかも、って思わされる瞬間が何度も来るドラマ。
「ザ・ロイヤルファミリー Blu-ray BOX」ってどんな作品？
舞台は競馬の世界。
数字と論理で生きてきた税理士が、命を預かる競走馬と出会い、
人の夢や情熱に真正面から向き合っていく物語。
20年という長い時間をかけて描かれるのは、
ひとりじゃ辿り着けない場所を、仲間や家族と一緒に目指す姿。
派手さよりも、積み重ねの重みがしっかり残るタイプのドラマ。
主演・妻夫木聡の説得力がすごい
挫折から始まる主人公の人生
主人公・栗須栄治は、大手税理士法人で働く真面目な税理士。
でも、ある出来事をきっかけに、仕事にも人生にも自信をなくしてしまう。
そこに現れるのが、豪快な馬主・山王耕造。
競馬という世界に引き込まれた栗須が、
少しずつ「自分は何のために働くのか」を考え直していく過程が丁寧。
豪華キャストが物語を厚くする
目黒蓮の存在が物語に緊張感を足す
山王耕造の隠し子・中条耕一を演じるのは目黒蓮。
立場も感情も複雑な役どころで、
家族というテーマをより一層重く、リアルにしてくる。
大人たちの人間関係が濃い
佐藤浩市演じる山王耕造の圧倒的な存在感。
松本若菜が演じる元恋人・加奈子との再会。
競馬を嫌う妻、事業を止めたい息子、宿命のライバル。
誰もが自分の正義を持っていて、
そのぶつかり合いが物語を前に進めていく。
競馬シーンの迫力が別格
JRA全面協力のリアルさ
実際の競馬場で撮影されたレース映像は、本気で息を呑む。
スピード、音、緊張感が画面越しでも伝わってきて、
競馬を知らなくても自然と引き込まれる。
馬が走る理由、その裏にある人の想いが見えてくると、
レースの見え方が一気に変わるのがこの作品のすごいところ。
原作×演出の安心感
原作は、山本周五郎賞・JRA賞馬事文化賞を受賞した早見和真の同名小説。
それを映像化するのが、数々の名作を生み出してきた塚原あゆ子。
原作の壮大さと、ドラマならではの感情表現が合わさって、
時間をかけて観る価値のある作品に仕上がっている。
主題歌が感情を一気に持っていく
主題歌は玉置浩二書き下ろしの「ファンファーレ」。
走り続ける人をそっと背中から押してくれるような曲で、
エンディングに流れるたびに余韻が深くなる。
Blu-ray BOXの収録内容
- 全10話 収録
一気見すると感情の波がかなり大きいから、
時間に余裕がある日にまとめて観るのがおすすめ。
こんな人におすすめ！
- 大人のヒューマンドラマが好き
- 夢や挫折を描いた物語に弱い
- 日曜劇場の重厚な空気感が好き
- スポーツ×人間ドラマに惹かれる
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発売日 2026年4月10日
