「ふしぎの国のバード」ってどんな作品?
『ふしぎの国のバード』は、佐々大河さんが描く歴史×紀行漫画。
イギリス人女性探検家イザベラ・バードの実在の旅をもとに、明治初期の日本を舞台にした物語なんだ。
時代の空気、人々の暮らし、そして自然の美しさが丁寧に描かれていて、まるで自分も一緒に旅しているような気分になるのがこの作品の魅力。
異文化の視点から見た日本の姿が新鮮で、読んでいて何度もハッとさせられる。
ハルタコミックスらしい、静けさの中に深い感情が流れるような作品だよ。
序盤(1〜3巻あたり)のあらすじ
物語の始まりは、イザベラ・バードが単身で日本を旅し、当時の東北・蝦夷地へ向かうところから。
彼女のガイドを務めるのは通訳の伊藤。
二人の関係は最初ぎこちないけど、旅を重ねるうちに少しずつ信頼と友情が生まれていく。
険しい道や文化の違いに直面しながらも、バードは記録者として誠実に筆をとり続ける。
その姿勢がかっこよくて、読んでいるうちにどんどん彼女に惹かれていくんだ。
旅の中で出会う人々の生き方や考え方も深く描かれていて、日本という国を“外から見た目線”で再発見できるのがこの作品の魅力。
最新刊「ふしぎの国のバード 13巻」の注目ポイント
そして、待望の最新刊『ふしぎの国のバード 13巻』が2025年10月15日頃に発売予定!
今回の舞台はアイヌの里。
そこでバードが出会うのは、メモを取ることを拒絶する老婆・イヌリカ。
彼女が投げかけるのは、記録を残すという行為そのものへの疑問――
「己の行いの帰結に、自覚はあるのか?」という、重くも鋭い問いなんだ。
バードにとって“記録”とは、旅の目的であり、存在理由でもある。
それを真っ向から否定されることで、彼女は改めて“なぜ旅をするのか”を考えることになる。
13巻では、バードの「旅の目的」が初めて明確に語られる大切な巻。
これまでの旅のすべてが、この瞬間に繋がっていくような、静かだけど深い感動がありそうだよ。
作品の魅力
『ふしぎの国のバード』の魅力は、歴史ロマンと人間ドラマが絶妙に融合しているところ。
史実を忠実に描くだけでなく、キャラクターたちの心の動きが繊細で、どのページにも「人間の温度」がある。
特にバードの強さと優しさのバランスが絶妙で、彼女が出会う人々を通じて、読者も「何かを知ろうとすることの責任」を感じさせられる。
風景や服装の描写もすごく細かくて、まるで明治の日本をそのまま旅しているみたいな臨場感があるのもたまらない!
歴史漫画としても、ヒューマンドラマとしても一級品。
こんな人におすすめ!
- 歴史や紀行ものの漫画が好きな人
- 異文化交流をテーマにしたストーリーが読みたい人
- 静かだけど深い感情を描く作品が好きな人
- ねっとりした人間ドラマよりも“思想的な会話”が好きな人
- 『乙嫁語り』や『ゴールデンカムイ』の世界観が好きな人
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『ふしぎの国のバード 13巻』は、2025年10月15日頃発売予定!
バードが“旅の意味”を見つめ直す重要な巻だから、シリーズファンは絶対に見逃せないよ。
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“旅を記録する”という行為に、こんなにも深い意味があるなんて――。
13巻で語られるバードの答えを、ぜひ自分の目で確かめてみて。