「九条の大罪」ってどんな作品?
『九条の大罪』は、『闇金ウシジマくん』の真鍋昌平さんが描く社会派リーガル・サスペンス。
タイトルにもある“九条”とは、主人公で弁護士の九条間人(くじょう たいざ)。
弱者の味方か、それとも悪をも利用する策士か――その曖昧な立ち位置が、この作品の最大の魅力なんだ。
社会の裏側に潜む「リアルな闇」を真正面から描くスタイルはウシジマくん時代から健在で、
法律という“正義のルール”がいかにして歪められていくか、
そのギリギリの攻防をリアルに突きつけてくる。
読んでて心臓がドクドクするレベルの緊張感がずっと続くから、一度読み始めると止まらない!
序盤(1〜3巻)の流れ:弁護士・九条が踏み込む“法の裏側”
シリーズ初期では、九条が扱う事件はどれも「一筋縄ではいかない」案件ばかり。
表向きは弁護士として依頼人を救う立場だけど、その裏では、
暴力団・政治家・企業の思惑が複雑に絡み合っていて、まさに泥沼状態。
九条自身もただの“正義マン”じゃなくて、
時には法を使って悪を守り、時には悪を利用して正義を通す――。
その冷静で恐ろしいまでの割り切り方が、めちゃくちゃクセになる。
「正しいとは何か?」を読者に突きつける、現代社会の鏡みたいな作品なんだよね。
九条の大罪(15)発売日と注目ポイント
最新刊『九条の大罪(15)』(ビッグコミックス/小学館)は、
**2025年10月30日** に発売予定!
今巻ではついに「大麻編」が本格化。
閑静な住宅街で警察にもバレずに運営される密かな大麻プラント。
その裏では、自衛隊出身の“のら”という人物が築き上げた組織が年間2億円を稼ぎ出している。
そしてヤクの売人・百井、ムショ上がりの曽我部、伏見組の出雲や宇治――
それぞれの欲望と恐怖が絡み合って、血で血を洗うリアルデスゲームが始まる。
「グロワー(栽培者)がドアを開けた瞬間、すべてが終わる」
――この一言に詰まってる緊迫感がやばい。
九条がどの立場でこの事件に切り込んでくるのか、
正義と悪が完全に溶け合う“地獄のリアリティ”が見どころになりそう。
“法は誰のためにあるのか”を問う衝撃の展開
このシリーズのすごいところは、単に犯罪を描くだけじゃなくて、
その裏にある「社会構造」や「人間の弱さ」まで全部えぐり出すところ。
ニュースで見る“薬物事件”の裏側を、
現場の空気や金の流れまでリアルに描いてるのがマジで凄い。
法の下に平等なんて、幻想かもしれない――。
そんな不安と皮肉を突きつけながら、九条は今日も“誰か”を弁護する。
この巻はまさに、「法の存在意義」を根底から揺さぶる問題作になるはず。
『闇金ウシジマくん』ファンも絶対ハマる理由
真鍋昌平さんといえば社会の闇を描かせたら右に出る者はいない作家。
『九条の大罪』はその系譜にあるけど、単なる後継作じゃない。
“金”から“法”へとテーマが移ったことで、より一層リアルさが増してる。
弁護士っていう立場だからこそ、闇の奥まで合法的に潜り込める――
その構造がめちゃくちゃ怖いし、面白い。
第15巻では、薬物と法の“接点”という現実的すぎるテーマを扱ってるから、
現代社会そのものへの問題提起になりそう。
ニュースやSNSでは見えない「もう一つの真実」を体感できる巻になるはず。
こんな人におすすめ!
- 『闇金ウシジマくん』が好きだった人
- 社会の裏側や人間の闇をリアルに感じたい人
- リーガル・サスペンスや犯罪ドラマにハマるタイプの人
- 正義と悪の境界を考えるのが好きな人
- リアルな心理描写・社会描写を求めてる人
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『九条の大罪(15)』は2025年10月30日発売。
「九条の大罪 15巻 予約」「真鍋昌平 新刊」などの検索ワードで話題急上昇中!
心臓に悪いくらいリアルな展開を、ぜひ発売日に体感して。
闇金の次は、弁護士。――真鍋昌平が描く“法と人間のリアル”から、目をそらせない。

