新たな命を守るため、ワケあり妊婦たちと向き合う母子救命救急班の奮闘を描く「ファーストクライ 母子救命救急班」。
第6話では、高校生の妊婦・桐山翠(平澤宏々路)が脳死状態に陥り、責任を感じた永坂海斗(松島聡)が医師を続けるべきか苦悩しました。
一度は退職願まで用意した永坂海斗(松島聡)が戻ってきた理由、二つの手術が同時に進む緊迫感、産声の直後に訪れた別れが強烈な余韻を残します。
そして光井明希(比嘉愛未)の「だから続けられる」という言葉から、医師として成長することの意味を考えます。
ドラマ名:ファーストクライ 母子救命救急班
放送局:日本テレビ系
放送年月日:2026年8月12日
出演者:比嘉愛未、松島聡、徳永えり、前田敦子、山村紅葉、岡部たかし、濱正悟、真矢ミキ、平澤宏々路、和田聰宏、白鳥玉季、西原亜希
退職願を前にした永坂海斗(松島聡)を、簡単に「逃げた」とは思えませんでした
アヤ:桐山翠(平澤宏々路)が脳死状態になる可能性が高くなって、永坂海斗(松島聡)が実家へ戻ってしまったときは苦しかった! しかもそばに退職願まであるなんて、相当自分を責めていたんだよね。
リナ:私は永坂海斗(松島聡)が受診を促していたことも忘れたくないな。桐山翠(平澤宏々路)は病院へ行くことをためらった。それでも結果を前にすると、自分の対応を問い直さずにはいられなかったのでしょうね。
ミユ:まして桐山尚人(和田聰宏)からすれば、大切な娘が突然こんな状態になったんだもの。病院を訴えるという言葉も重いけど、私は怒りの奥にある父親の悲しさを考えてしまって責められなかったよ。
アヤ:でも永坂海斗(松島聡)が全部を背負おうとするのも違う気がしたなあ。受診を勧めていたのに、それでも「自分がもっと何かできたんじゃないか」って考え続けるのが、見ていてしんどかった。
リナ:そこは医療者としての責任と、自分を責める感情を分けて考える必要があると思う。永坂海斗(松島聡)はその整理ができないほど動揺していて、だから退職まで考えたように見えたわ。
ミユ:私は退職願を「逃げたい気持ち」だけとは受け取れなかったな。医師を続けることで、また誰かを傷つけるかもしれないという怖さもあったんじゃないかなって。苦しんでいる姿が本当に重かった。
アヤ:そう考えると、母子救命救急班のみんなが永坂海斗(松島聡)を気に掛けていたのも救いだった! 一人で抱え込んでいるけど、ちゃんと戻る場所があるんだって思わせてくれたよ。
リナ:そして実際に動いたのが光井明希(比嘉愛未)なのよね。ただ励ますためではなく、桐山翠(平澤宏々路)の現在の状態と、赤ちゃんへの思いが分かる出来事を伝えに行ったところが彼女らしいと思った。
ミユ:だから永坂海斗(松島聡)が戻る決断をしたことにも納得できたよ。「元気を出して」では立ち上がれなかったと思う。桐山翠(平澤宏々路)の思いを知ったからこそ、もう一度向き合えたんだよね。
「赤ちゃんを助けたいです」――戻ってきた永坂海斗(松島聡)の目はもう迷っていませんでした
アヤ:東京へ戻って桐山尚人(和田聰宏)に頭を下げる永坂海斗(松島聡)、ここで本当に変わったなって感じた! 訴えられる怖さより、桐山翠(平澤宏々路)の希望を叶えることを優先したんだよね。
リナ:私は「翠さんは今も赤ちゃんを守っています」という言葉が重要だったと思う。桐山翠(平澤宏々路)本人が意思を伝えられない状況だからこそ、永坂海斗(松島聡)は自分が知っている彼女の姿を伝えたのよね。
ミユ:恵(白鳥玉季)が偶然会ったときの話までつながってくるのが胸に残ったよ。桐山翠(平澤宏々路)が赤ちゃんをどう思っていたのか、その気持ちを知る人たちの言葉が少しずつ集まっていくんだもの。
アヤ:私は「産婦人科医として“お母さん”の希望を叶えたいです」って言い切ったところが好きだった! 実家で退職願を前にしていた人と同じとは思えないくらい、やるべきことを見つけた顔に見えたよ。
リナ:ただ、迷いが完全になくなったというより、迷った末に行動を選んだと捉えたいかな。永坂海斗(松島聡)は後でも「悔しくて、苦しい」と話している。苦悩そのものが消えたわけではないのよ。
ミユ:私はそのほうが心に響くな。全部吹っ切れて強い医師になりました、ではないんだよね。怖さも後悔も抱えたまま、それでも桐山翠(平澤宏々路)と赤ちゃんのために戻ってきたことが大きいと思う。
アヤ:なるほど、強くなったというより逃げずに立てるようになったのか! 最初はオペの途中で逃げていた永坂海斗(松島聡)を思うと、この変化はものすごく大きく感じるよ。
リナ:それでも桐山尚人(和田聰宏)にとって何が正解なのかは別問題なのよね。永坂海斗(松島聡)の決意が立派だから訴訟も解決、とはしなかったところに、この出来事の重さが残っていると思う。
ミユ:だからこそ、永坂海斗(松島聡)が後で訴訟を取りやめなくてもいいと言えたことにつながるんだろうな。許してもらうために戻ったんじゃない。自分の責任と向き合う覚悟を持って戻ったんだと思った。
二つの手術、二つの産声――喜びだけでは終わらない時間が苦しい
アヤ:光井明希(比嘉愛未)が小山田瑞希(西原亜希)の難しいオペを始めようとしたところへ、永坂海斗(松島聡)が飛び込んできた瞬間、一気に緊張した! 桐山翠(平澤宏々路)ももう待てないなんて厳しすぎるよ。
リナ:そこで光井明希(比嘉愛未)と永坂海斗(松島聡)が視線を交わして、別々の手術を担当する決断をしたのが印象的だったわ。言葉を重ねなくても任せられるところに、永坂海斗(松島聡)の成長が表れていた。
ミユ:私は光井明希(比嘉愛未)が小山田瑞希(西原亜希)を、永坂海斗(松島聡)が桐山翠(平澤宏々路)を担当する状況そのものが怖かったよ。どちらも赤ちゃんを待っている時間だから、息が詰まりそうだった。
アヤ:小山田瑞希(西原亜希)の赤ちゃんが無事に産声を上げて、少し安心した直後に、今度は永坂海斗(松島聡)が取り上げた赤ちゃんが泣かないんだもん。喜ぶ暇を与えてくれなかったよね。
リナ:私は二つの手術を並べたことで、同じ出産でも同じ結末にはならないことが強く伝わったと思う。どちらも命を救うために全力を尽くしているのに、その先まで医師が思い通りにできるわけではない。
ミユ:桐山尚人(和田聰宏)がオペ室で赤ちゃんの産声を待っているのがつらかったな。ようやく泣き始めた瞬間はうれしいのに、その直後に桐山翠(平澤宏々路)のモニターからアラームが鳴るなんて苦しすぎた。
アヤ:私はあの産声を単純に「助かった!」って喜べなかった。桐山翠(平澤宏々路)が守った赤ちゃんが生きたことはうれしい。でも同時に母親の命が閉じてしまうなんて、感情をどこに置けばいいか分からなかったよ。
リナ:そこは作品タイトルの「ファーストクライ」が最も重く響く場面だったと思う。産声は新しい命の始まりを知らせる一方、その直後に一つの命が終わる。希望だけに寄せない描き方だったわね。
ミユ:私は桐山翠(平澤宏々路)が赤ちゃんを守ったという永坂海斗(松島聡)の言葉を思い出してしまったよ。赤ちゃんの産声を聞けたからこそ、その場に桐山翠(平澤宏々路)がいないことが余計に悲しかった。
「だから続けられる」――光井明希(比嘉愛未)が苦しむ永坂海斗(松島聡)に渡した答え
アヤ:永坂海斗(松島聡)が「自分が果たせなかった責任から逃げたくない」って訴訟を受け止めようとするところ、実家で退職願を置いていた姿を思い出すと本当に変わったなって感じたよ。
リナ:光井明希(比嘉愛未)が「最初はオペの途中で逃げてたのに」と成長を認めるのも良かったわ。ただし永坂海斗(松島聡)自身は達成感ではなく、まだ「悔しくて、苦しい」と感じているのよね。
ミユ:私はそこが一番つらかったかもしれない。赤ちゃんを助けても桐山翠(平澤宏々路)は救えなかった。その結果を抱えたまま「この仕事を続けていいのか」と悩む永坂海斗(松島聡)の涙が重かったよ。
アヤ:だから光井明希(比嘉愛未)の「だから続けられる」にはハッとした! 苦しさが消えたら医師を続けられるんじゃなくて、その苦しさが命を救いたい気持ちにつながるっていう答えなんだよね。
リナ:私はあの言葉を、苦しみさえあれば医師を続けるべきだという意味には受け取りたくないかな。光井明希(比嘉愛未)は、永坂海斗(松島聡)の悔しさの中に命と向き合う真剣さを見たのだと思う。
ミユ:うん、私も「辞めちゃ駄目」と引き止めた場面には感じなかったな。永坂海斗(松島聡)が抱えている痛みを否定せず、それがあるからこそ目の前の命を大切にできると伝えてくれたように思えた。
アヤ:でも最初の永坂海斗(松島聡)を思うと、ここまで来たのは感慨深いよ! オペから逃げた過去があるから、今回、自分で桐山翠(平澤宏々路)の手術へ向かった姿がより頼もしく見えるんだよね。
リナ:同時に、成長したからもう迷わない医師になるわけでもないでしょうね。光井明希(比嘉愛未)自身も小山田瑞希(西原亜希)への対応に悩んでいる。迷いながら決断することが、この仕事では続いていくのだと思う。
ミユ:私は最後の永坂海斗(松島聡)の後ろ姿に、完成した医師ではなく、これからも悩み続ける人を感じたよ。今回の苦しさを忘れず、それでも次の命に向き合っていく姿をこれからも見ていたいな。
第6話は、命を救うことの喜びだけでなく、救えなかった命を医師がどう背負っていくのかまで描いた重い一話でした。
特に心に残ったのは、桐山翠(平澤宏々路)の赤ちゃんがようやく産声を上げた直後、桐山翠(平澤宏々路)の命が閉じた場面です。
新しい命の始まりと別れが同時に訪れたからこそ、永坂海斗(松島聡)の悔しさと「だから続けられる」という光井明希(比嘉愛未)の言葉が深く残りました。
一つ成長しても迷いは消えない永坂海斗(松島聡)が、この経験を抱えて次の命とどう向き合うのか見届けたいです。
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