この作品、静かに心を掴んでくるのが本当にずるい…!
「太陽よりも眩しい星」は、読んでてドキドキしすぎるタイプじゃないのに、気づいたら心の奥がじんわりあったかくなってる作品。
恋ってこうだよね、青春ってこうだったよね、って感情をめちゃくちゃ丁寧にすくい上げてくる感じで、ページめくる手が止まらなくなるやつ。
主人公は、平均よりちょっと頑丈で素直な女の子・岩田朔英(いわたさえ)。
そして相手は、幼なじみの神城光輝(かみしろこうき)。
キラキラしすぎない関係なのに、だからこそ一言一言が刺さるし、「あ〜それ言われたら好きになるよ…」って場面が多すぎて油断できない。
マーガレットコミックスらしい繊細さと、河原和音先生の安定感ある心理描写が合わさって、恋愛漫画好きなら一度は触れてほしいシリーズなんだよね。
1〜3巻あたりの序盤はどんな雰囲気?
序盤は、朔英と神城の「幼なじみ」という距離感が中心。
お互いの存在が当たり前すぎて、恋って言葉にする前の、ちょっとした違和感とか、胸のざわつきがゆっくり描かれていく感じ。
朔英は「好きってなに?」ってところから始まるタイプで、気持ちに名前をつけるのが得意じゃない。でも、その分、行動とか表情がすごく素直で、読んでる側が先に気づいてしまうのが切ないんだよね。
物語が進むにつれて、少しずつ関係が変わっていって、付き合うことになってからも「はい幸せ!」で終わらないのがこの作品の良さ。
恋人になったあとも、悩むし迷うし、相手の知らない一面に戸惑ったりして、そこがめちゃくちゃリアル。
太陽よりも眩しい星 13 は修学旅行編!空気が変わりそうな予感
太陽よりも眩しい星 13では、夏休みが明けて、いよいよ修学旅行へ突入する展開。
イベント感強めなシチュエーションだから、これはもう何か起きそうな予感しかしない…!
朔英は翡翠(ひすい)と美織(みお)と同じ班、
神城は鮎川(あゆかわ)と八木(やぎ)と一緒の班になるって構成も、絶妙に波乱の香りがするんだよね。
特に、飄々とした八木の存在で、美織のペースが乱されていく流れが描かれるみたいで、恋愛だけじゃなく友達関係にも動きが出そうな雰囲気。
修学旅行って、楽しいだけじゃなくて、距離が縮んだり、逆にすれ違ったりするから、この巻はシリーズの中でもひとつの転機になりそう。
太陽よりも眩しい星 13 の発売日と予約情報
発売日は 2025年12月24日。
クリスマス直前っていうのもあって、時期的にもかなりエモい…!年末にまとめて読み返す用にもぴったりなタイミング。
マーガレットコミックスは発売後に在庫薄くなることも多いから、確実に手に入れたいなら予約しておくのが安心だと思う。
こんな人におすすめ!
- じわじわ育つ恋愛描写が好きな人
- 幼なじみラブに弱い人
- 高校生のリアルな感情を丁寧に描いた作品を読みたい人
- イベント回(修学旅行)に弱い人
- 読み終わったあと余韻に浸りたい人

