本屋さんで見かけた瞬間、思わず手に取っちゃったのが『赤と青のガウン』って本で、読んでみたらめっちゃ素敵だったの。彬子女王殿下がオックスフォード大学で博士号を取ったときの留学生活を自分の言葉で書いてて、すごく読みやすくてぐいぐい引き込まれる感じ。ただの留学記じゃなくて、夢とか努力とか、めっちゃリアルに伝わってきたし、ガウンに込めた気持ちとかもジーンときたよ。

夢に見た「赤と青のガウン」ってほんと特別なやつ
タイトルにある「赤と青のガウン」って、オックスフォードで博士号を取った人だけが着られる、すっごい特別なガウンなんだって。友達が卒業してそのガウンを着てるのを何回も見送って、自分もああなりたいって思い続けたって話があって、それだけでウルっとくる…。途中でくじけそうになったときも、このガウンのことを思い出してまた頑張れたって書いてあって、ほんとに目標って大事なんだなって思った。
オックスフォードの毎日って意外とおしゃれで楽しい!
勉強がすっごく大変なイメージあるけど、この本読んでると、それだけじゃなくて日常もちゃんと楽しんでたのがわかるの。紅茶飲んだり、友達と話したり、小さなできごとを大事にしてて、なんかいいな〜って感じ。勉強とのバランスとか、自分だったら無理かもって思うくらいすごい努力してるのに、文章がユーモアあって柔らかいから、重くなりすぎなくて読みやすかった!
文章がきれいすぎて、映画みたいに情景が浮かぶ!
文章がほんとに美しくて、景色とか感情がスーッと頭に入ってくるの。まるで映画のワンシーン見てるみたい。日本語ってこんなにキレイなんだって改めて思ったし、読んでるだけでイギリスの空気を感じられるくらい。小説って感じで楽しめるから、エッセイ苦手な人でも読めると思う!
真面目だけど、ちゃんと笑えるとこもあるのが最高!
真面目な話ばっかりかな〜って思いきや、クスッて笑える話とか、ちょっとドジっ子なエピソードもあって、親近感わいちゃう感じ。こういう本って固そうに見えるけど、全然そんなことなくて、彬子女王殿下の人柄がすごく伝わってくるのが良かった!読んだあと、なんかいい気分になれるんだよね。

◎おわりとはじまり
◎英語の壁
◎側衛に守られるということ
◎子どものころからの習慣
◎外国でのハプニング
◎授業のこと
◎古代ケルト史を学ぶ
◎マートン・コレッジの一日
◎フォーマル・ディナーの楽しみ
◎海外で頑張る日本人留学生たちの進路
◎「浮世絵はどのようにみるものなのか」
◎アフタヌーン・ティーを女王陛下と
◎バッキンガム宮殿へのお招きの連絡
◎英国の電車の思い出あれこれ
◎二度目の留学
◎何をやってもうまくいかない日
◎法隆寺金堂壁画
◎英国の食あれこれ
◎美術史研究者の試練
◎謎の侵入者
◎お雑煮とスコーン
◎博士論文性胃炎
◎博士論文への二つの壁
◎人生でいちばん緊張した日
◎たくさんのおめでとうのあとで……
◎生まれて初めての猛抗議
◎心からの「最終報告書」
〔ほか〕
まとめ
『人 赤と青のガウン』は、勉強とか夢に向かう気持ちとか、すごく共感できることがいっぱい詰まってる本だった。がんばるってカッコいいって思えるし、自分の夢とか目標について改めて考えさせられたよ。文庫版には新しいあとがきも入ってて、最後までしっかり読んでよかったって思える一冊。ちょっと疲れたときとか、やる気が欲しいときに読んでみてほしい!