「一次元の挿し木」第7話 感想・ネタバレ|「俺は何も知らない」前原の怒りが悠との関係を変えるのか

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遺伝子学を研究する大学院生・七瀬悠(山田涼介)が、4年前に行方不明となった義妹・紫陽(堀田真由)の謎を追う「一次元の挿し木」。
第7話では、紫陽(堀田真由)が古人骨を元に作られた“クローン”だったという事実を受け、七瀬悠(山田涼介)たちがその行方を追います。
中でも強烈な余韻を残したのが、七瀬悠(山田涼介)と前原幹夫(木戸大聖)の対峙です。
敵にも見えていた前原幹夫(木戸大聖)の意外な内情が明らかになり、紫陽を巡る疑惑だけでなく、それぞれが何を知り、何を知らされていないのかにも注目が集まる一話となりました。

ドラマ名:一次元の挿し木
放送局:日本テレビ系
放送年月日:2026年8月16日
出演者:山田涼介、堀田真由、白石聖、佐々木蔵之介、木戸大聖、鈴木保奈美、正名僕蔵、小手伸也、吉原光夫

紫陽は本当に「黒幕」なのか、その疑いだけは受け入れたくない

アヤ:紫陽(堀田真由)がクローンだっただけでも頭が追いつかないのに、今度は平間(小手伸也)から「黒幕」だと疑われるなんてきついよ。七瀬悠(山田涼介)が怒るのも無理ないって思った。
リナ:ただ、平間(小手伸也)の視点では筋道を立てて疑っているのよね。樹木の会にとって紫陽(堀田真由)が“聖母”なら、その存在を守るための粛清ではないかと考える理由自体は理解できる。
ミユ:私は理屈が通っていても、七瀬悠(山田涼介)には耐えられない言葉だったと思う。ずっと生存を信じて捜してきた妹を、今度は人を殺させる存在として見ろと言われるわけだから。
アヤ:しかも七瀬悠(山田涼介)は紫陽(堀田真由)を守るために記事を出さないでほしいと頼んでいるんだよね。やっと真相へ近づいたのに、今度は世間に知られることまで怖くなるのが苦しい。
リナ:そこは私は少し引っかかったかな。平間(小手伸也)にも殺されたと思われる記者仲間のために真相を公にしたい理由がある。どちらかだけが正しいとは簡単に決められない。
ミユ:うん、平間(小手伸也)にも背負っているものがあるんだよね。でも紫陽(堀田真由)と暮らした真理(白石聖)が生存を信じていることを思うと、私はまだ本人を疑いたくないな。
アヤ:私も紫陽(堀田真由)が全部を操っていました、とは今の段階では思いたくない。ただ“粛清”が続いている以上、誰かが動かしているのは間違いなさそうで落ち着かないよ。
リナ:むしろ重要なのは、紫陽(堀田真由)の意思と樹木の会の意思を分けて考えることかもしれない。彼女が“聖母”として扱われていることと、命令を出していることは同義ではないから。
ミユ:紫陽(堀田真由)が何を知っていて、今どんな気持ちでいるのかが見えないから余計につらいんだよね。七瀬悠(山田涼介)たちとの時間を思うほど、早く本人の思いを知りたくなる。

頭を下げた悠、それでも前原から答えは返ってこなかった

アヤ:前原幹夫(木戸大聖)を呼び出した七瀬悠(山田涼介)が、ループクンドの研究データを持ち出しても駄目で、最後には頭まで下げるところが苦しかった。もう手段を選んでいられないんだよね。
リナ:私は七瀬悠(山田涼介)の必死さ以上に、前原幹夫(木戸大聖)の反応が気になった。「生み出した?」と返したところから、単純に全部知っていて隠している人には見えなくなった。
ミユ:でも「その子は悠さんの頭の中にしかいませんよ」なんて言われたら、七瀬悠(山田涼介)が耐えられなくなるのも分かる。存在そのものを否定されるのはあまりにも残酷だよ。
アヤ:あそこは私も腹が立ったよ。七瀬悠(山田涼介)がどれだけ紫陽(堀田真由)を捜してきたかを考えると、前原幹夫(木戸大聖)の言葉はわざと傷つけているように聞こえた。
リナ:私は少し違って、前原幹夫(木戸大聖)自身も混乱していたように感じたな。知っているふりを続けながら、七瀬悠(山田涼介)の話によって自分の知らない領域を突きつけられている感じ。
ミユ:そうだとしても、七瀬悠(山田涼介)にはそんな事情は見えないよね。石見崎(正名僕蔵)の死まで疑っている状態だから、目の前の前原幹夫(木戸大聖)に怒りが集中してしまうのも自然に見えた。
アヤ:「そうやってお前が妹を捜すと周りが不幸になるんだ」って返す前原幹夫(木戸大聖)も強烈だった。お互いに一番触れられたくないところをぶつけ合っている感じがしたよ。
リナ:ここで興味深いのは、二人とも相手を「何かを知っている側」だと思っていたことよね。ところが話すほど、実際には前原幹夫(木戸大聖)も核心から外されている可能性が見えてくる。
ミユ:敵同士の対決だと思って見始めたのに、途中から「この二人、別の形で利用されているのでは」と感じてしまった。だからこそ対峙が終わったあとも、妙に引っかかるものが残ったな。

「俺は何も知らない」に滲んだのは、敵の余裕ではなく悔しさだった

アヤ:前原幹夫(木戸大聖)が七瀬悠(山田涼介)の胸倉をつかんで「俺は何も知らない。知らないんだよ」と吐き出すところ、今までの前原と空気がまるで違って見えたよ。
リナ:あの言葉で前原幹夫(木戸大聖)の立ち位置がかなり揺らいだと思う。七瀬京一(佐々木蔵之介)のためにグレーな仕事をしていても、“ログゼロ”など肝心な部分は知らされていなかったのよね。
ミユ:私はあの怒りが七瀬悠(山田涼介)だけに向いているようには感じなかったな。自分だけ核心から外されていた悔しさまで一緒に噴き出したように見えて、少し切なくなった。
アヤ:でも前原幹夫(木戸大聖)が何も知らなかったからって、急に信用していい人になるわけじゃないよね。これまでダークな仕事を引き受けてきたことまで消えるわけじゃないし。
リナ:そこは重要ね。秘密を知らされていなかったことと、七瀬京一(佐々木蔵之介)の下で何をしてきたかは別問題。今回だけで味方と判断するのは早いと思う。
ミユ:それでも私は、七瀬悠(山田涼介)との距離が変わるきっかけにはなりそうだと思った。お互いが持っていない情報に気づいたなら、対立するだけでは前へ進めないもの。
アヤ:もし二人が協力することになったら熱いけど、私はまだ前原幹夫(木戸大聖)を警戒しちゃうな。追い詰められたときにどちらを選ぶ人なのか、まだ読めないよ。
リナ:むしろ、その読めなさが今後の鍵になりそう。七瀬京一(佐々木蔵之介)への不満が募っているなら、それが離反につながるのか、それでも従い続けるのかで大きく変わる。
ミユ:敵だと思っていた相手の弱さを七瀬悠(山田涼介)が知ってしまったのも大きいよね。次に会ったとき、二人が同じ距離感ではいられない気がして気になる。

真相に近づくほど増えていく“粛清”、次に狙われるのは誰なのか

アヤ:最後まで気を抜けなかったな。また一人“粛清”されたかもしれないところで終わるなんて、紫陽(堀田真由)を捜すこと自体がどんどん危険になっている感じがする。
リナ:ここまで来ると、誰が実際に粛清を動かしているのかを整理したくなるね。平間(小手伸也)は紫陽(堀田真由)を黒幕と考えているけれど、それはまだ一つの見方にすぎない。
ミユ:私は七瀬悠(山田涼介)が真実を知ったときに耐えられるのかも心配になってきた。紫陽(堀田真由)を見つけたい一心だけど、知るたびに家族への見方まで壊れていくから。
アヤ:特に七瀬京一(佐々木蔵之介)がクローン作製に関わっていたとなると、七瀬悠(山田涼介)にとっては紫陽(堀田真由)の問題だけじゃ済まないよね。家族そのものが揺らいでる。
リナ:一方で仙波佳代子(鈴木保奈美)は、クローンが実際に“生まれて”いたことを知らなかった。計画に関わった人たちの間でも情報量に差があるところが重要だと思う。
ミユ:前原幹夫(木戸大聖)も核心を知らされていなかったし、みんなが同じ秘密を共有しているわけじゃないんだよね。だから誰の言葉を信じればいいのか、ますます難しくなる。
アヤ:私はやっぱり紫陽(堀田真由)本人が早く出てきてほしいな。周りが「あの子はこうだ」と語るほど、本当の紫陽がどんな状態なのか知りたい気持ちが強くなるよ。
リナ:私はその前に、前原幹夫(木戸大聖)が次にどう動くのかを見たい。七瀬京一(佐々木蔵之介)への不満が表面化した以上、第7話までと同じ立場には戻りにくそうだから。
ミユ:私は七瀬悠(山田涼介)と紫陽(堀田真由)が再び向き合えるのかが一番気になる。真実がどれだけ残酷でも、二人にとっての兄妹だった時間まで消えてほしくないな。

第7話は、紫陽(堀田真由)を巡る謎が深まる一方で、前原幹夫(木戸大聖)の立場が大きく揺らいだことが印象に残る回でした。
中でも七瀬悠(山田涼介)と前原幹夫(木戸大聖)が感情をぶつけ合う場面は、敵対していたはずの二人が実は異なる形で真相から遠ざけられていた可能性を感じさせます。
「俺は何も知らない」という言葉が、今後の関係を変えるきっかけになるのでしょうか。
新たな“粛清”の気配も残る中、紫陽の行方とともに、前原が次にどちらを向くのかにも注目したいです。

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