『メイドインアビス』14巻では、リコ、レグ、ナナチ、ファプタの4人が神秘卿スラージョ率いる呪詛船団とともに、ついに深界七層へ踏み込みます。
未知の環境を進む中、突如現れた超巨大生物にナナチが連れ去られ、救出へ向かった先で目にするのは瀕死の姿。
緊張感の高い戦闘だけでなく、レグとファプタの関係や、呪詛船団の仲間たちの反応にも胸を揺さぶられる巻でした。
この記事では、ナナチ救出で息をのんだ場面、印象に残った会話やキャラクターの感情、深界七層でさらに濃くなった不穏さを、読了直後の3人がネタバレ込みで語ります。
作品名:メイドインアビス(14)
作者:つくしあきひと
出版社:竹書房
発売日:2025年8月8日
メイドインアビス 14巻、深界七層でナナチが連れ去られる衝撃
ミコ:深界七層へ入っただけでも緊張したのに、巨大生物が急に出てきてナナチをさらう流れ、心の準備が全然追いつかなかったよ。あの速さで状況が崩れるの怖すぎた。
ユナ:あれは息つく暇なかったね。私は巨大さそのものより、ナナチが一瞬で持っていかれる無力感のほうが残ったな。強い仲間がいても安全じゃないって突きつけられた感じ。
サキ:その無力感、ほんと嫌だった!しかも助けに向かった先で瀕死のナナチを見ることになるなんて、ページを開いた瞬間に胸がぎゅっとなって、しばらく絵から目を離せなかったよ。
ミコ:あの姿はきつかったね。そこからファプタとヤタラマルがすぐ救出へ動くのを見て、怖さの中でも仲間として迷わず反応する速さが妙に頼もしく感じたな。
ユナ:頼もしさはあったけど、私は救出する側まで無事でいられるのか不安になったよ。七層に来てから、助けに行くこと自体が次の危険を呼びそうで、安心できる瞬間がほぼなかった。
サキ:分かる、その連鎖がしんどいんだよね!ナナチを助けたい気持ちは強いのに、動けば動くほど誰かが傷つきそうで、応援したいのに止まってほしい気持ちも出てきた。
ミコ:その矛盾した感じが十四巻らしかった気がする。冒険が進んだ喜びより、七層では一つ判断を誤るだけで取り返しがつかなそうって怖さが先に立ったよ。
ユナ:私はそこにスラージョたちがいることで、少しだけ見方が変わったかな。未知の相手でも経験者がそばにいる安心と、それでも足りない七層の異常さが同時に見えた。
サキ:それ聞くと余計に七層が怖くなる!慣れてる人たちがいてもこの緊張感なら、リコたちだけだったらどうなってたのって考えちゃって、読み終わっても落ち着かなかったよ。
メイドインアビス 14巻、瀕死のナナチと呪詛船団の救出が胸に残る
ミコ:ナナチがあそこまで傷ついた場面、痛そうっていうより「ここまでやるんだ」って呆然としたよ。今まで危険は何度もあったのに、今回の損傷は見た瞬間の衝撃が別格だった。
ユナ:確かに衝撃は大きかったね。私はナナチ本人より、周りがその姿を見たときの空気が忘れにくいな。助けたいのに状況を見極めないといけない、その間がすごく苦しかった。
サキ:私はもう理屈より先に「ナナチやめて!」って気持ちだったよ!ひどい状態なのに物語が止まってくれないから、次のコマを見るたび悪化しないでって祈ってた。
ミコ:その焦りがあるから、呪詛船団のみんなが救出に動くところも印象に残ったんだよね。ナナチとの距離を考えると、そこで一丸になるのが少し意外で嬉しかった。
ユナ:私はそこを見て、スラージョたちの印象がかなり変わったかも。単に同行している探窟隊じゃなくて、誰かを見捨てるかどうかで人柄が見える瞬間だった気がする。
サキ:その人柄が見えたから余計に好きになりそう!危ない場所で誰かを助ける姿って、それだけで刺さるし、ナナチがちゃんと仲間として扱われてる感じがして泣きそうだった。
ミコ:そういえば、助ける場面って優しさだけじゃなく覚悟も出るよね。自分の仲間が同じ目に遭ったらって想像しながら動いてるように見えて、軽い善意じゃない感じがした。
ユナ:そこは私も好きだった。ただ、救出の熱さが強いぶん、肝心の冒険そのものは思ったほど先へ進まなかった印象もあるな。七層の謎をもっと見たかった気持ちは残った。
サキ:私は進みが少なくても今回は許せたかも。ナナチのことで感情がいっぱいになって、謎まで一気に来たら処理できなかった気がするし、まず無事なのかを確かめたくなったよ。
メイドインアビス 14巻、レグとファプタのすれ違う感情が苦しい
ミコ:レグとファプタのやり取り、戦いの緊張とは別の意味で刺さったよ。レグに記憶がないことが、ファプタ側では簡単に割り切れない傷として残ってるように見えた。
ユナ:私は逆に、レグが思い出せないからこそ今の関係をどう作るのかが気になったな。過去を共有できないまま向き合うって、戦うより難しそうに感じた場面があった。
サキ:そこほんと苦しい!ファプタって怒ってるだけじゃなく、近づきたい気持ちも離れたい気持ちも混ざってるように見えて、表情を見るたび胸がざわざわしたよ。
ミコ:その複雑さがあるから、イルミューイにつながる記憶や感情が出てくると空気が一気に重くなるんだよね。二人だけの問題じゃ済まない感じがして、読み返したくなった。
ユナ:読み返したくなるの分かる。私は会話の一言より、戦ってる最中にふっと出る反応のほうが気になったな。敵味方の動きより互いを意識してる瞬間が目に残った。
サキ:私はファプタの感情が爆発しそうになるたびハラハラした!レグの今と昔がズレてるから、どっちの気持ちも分かるのに噛み合わない感じがつらすぎるんだよ。
ミコ:あの噛み合わなさって、記憶が戻れば全部解決する話でもなさそうだよね。今のレグが何を選ぶかまで見ないと、ファプタも納得できないんじゃないかなって思った。
ユナ:それもあるけど、私はファプタ自身が過去に縛られ続けるのかも気になる。レグの答えを待つだけじゃなく、自分の気持ちをどこへ持っていくのかが次の焦点に見えた。
サキ:私は二人がちゃんと話せる時間を一回あげてほしい!七層が危なすぎて落ち着く暇ないけど、戦いの途中じゃなく静かな場所で向き合う姿を見たくなったよ。
メイドインアビス 14巻、激しい戦いの先で深界七層の謎がさらに増える
ミコ:十四巻はバトルの迫力がかなり強かったね。特に遠距離から狙う場面は、一発の重さが伝わってきて、撃つまでの張りつめた空気にこっちまで息を止めてた。
ユナ:迫力はすごかった。ただ私は、遠景になると位置関係を一度で追い切れないコマもあったな。絵の密度が高いからこそ、誰がどこにいるのか見直した場面があった。
サキ:私は分からなくなっても勢いで読んじゃった!飛んでくるものの怖さとか、当たったら終わりそうな感じが先に来て、細かい位置より「避けて!」って気持ちだったよ。
ミコ:その勢いがある一方で、深界七層そのものの新しい景色をもっとじっくり見たかった気持ちもあるな。せっかく到達した場所だから、環境の異質さをまだ味わいたい。
ユナ:私はそこが次巻への楽しみかな。今回は襲撃と救出で視線が人物に寄っていたぶん、次は七層の地形や生態が物語にどう絡むのか、少し落ち着いて見てみたい。
サキ:でも落ち着く暇、本当にあるのかな!ナナチの状態も心配だし、正体の読めない相手もいるし、安心して景色を眺められる未来が全然想像できないよ。
ミコ:そこがアビスらしいよね。綺麗な場所を見たいのに、近づくほど命の危険も増えていくから、憧れと恐怖がずっと同じ方向に引っ張ってくる感じがする。
ユナ:もっと言えば、謎が増えるのに答えが簡単には出ないのも七層らしくなってきた気がする。今回は解決より、これから抱える問題がまた増えた印象のほうが強かった。
サキ:私は問題が増えても、まずナナチが少しでも元気になってくれたら救われる!次巻は謎の答えも欲しいけど、四人がまた並んで進める姿を最初に見たいよ。
『メイドインアビス』14巻は、深界七層の異常な環境とナナチを襲う苛烈な展開が強く残る一冊でした。
救出へ動くファプタや呪詛船団の反応、レグとファプタの噛み合わない感情など、戦闘の迫力だけでなく人物同士の関係も大きな見どころ。
物語そのものの進みは控えめに感じる一方、七層で増えた謎と危険には引き込まれます。
次巻ではナナチの状態はもちろん、レグの記憶やファプタとの関係、さらに深層で待つものがどう描かれるのか期待したいです。

























