『MAJOR 2nd(メジャーセカンド)』32巻は、風林大尾と川枝中による地方大会決勝がついに決着し、その先の県大会へ物語が動き出す一冊です。
二死満塁で仁科がマウンドに上がる緊張感、大吾とのバッテリーに託された最後の勝負は、読んでいる側まで息を止めたくなる場面でした。
さらに抽選会で対戦の輪郭が見えた直後、江頭がSNSを利用した揺さぶりを仕掛け、チームには試合とは別の難題も迫ります。
この記事では、決勝の余韻、仁科と大吾のやり取り、県大会への期待、そして新たな騒動を読了直後の3人がネタバレ込みで語ります。
作品名:MAJOR 2nd(メジャーセカンド)32巻
作者:満田拓也
出版社:小学館
発売日:2026年4月17日
二死満塁で仁科って、ここで息止めさせにくるの!?
ミコ:二死満塁で仁科が出てきた瞬間、ページをめくる手が止まったよ。大吾がミットを構えて待つ姿まで静かに見えて、あの場面だけ周りの音が消えた感じがした。
ユナ:あの静けさは分かるけど、私は仁科の表情より大吾の受け止め方が気になったな。焦らせる感じがなくて、二人の積み重ねが自然に出ていた気がする、そこが好きだった。
サキ:そこより私は、もう一打で全部ひっくり返る状況そのものがしんどかった!ここまで来て終わるかもって思うと、川枝中の打者まで怖く見えちゃったよ、本当に。
ミコ:その怖さがあるから、仁科の一球に気持ちが集まるんだよね。派手に叫ぶより、投げる側と受ける側が腹を決めている空気のほうが妙に胸に残ったな、すごく。
ユナ:むしろ私は、花村三兄弟がいる川枝中が最後まで簡単に折れないのが好きだった。相手が粘るほど、風林大尾の勝負も軽く見えなくなるんだよね、そこも熱かった。
サキ:それ聞くと、決着した瞬間の解放感をまた思い出す!勝敗だけじゃなく、ずっと張っていた糸が切れるみたいで、こっちまで肩の力が抜けた感じだった、ほんとにね。
ミコ:試合後の余韻まで含めて決勝だったよね。仁科が背負ったものを考えると、最後の場面だけ急にヒーローになったというより、ここまでの時間が返ってきた気がした。
ユナ:私は逆に、誰か一人の手柄に寄せすぎない感じがよかったな。大吾も仁科も周りも、それぞれが少しずつ支えてきたから、勝った後の空気が柔らかく見えた。
サキ:そう言われると余計に泣けるよ。熱い決着なのに、読み終えて残ったのが派手なガッツポーズだけじゃなくて、みんなのほっとした顔っぽいのが好きだったな。
勝った余韻に浸りたいのに、県大会の名前でもう落ち着かない
ミコ:決勝が終わった直後に県大会の抽選へ進むの、気持ちを休ませてくれないよね。さっきまで一球に震えてたのに、もう次の相手を意識してる自分がいた、ほんとに。
ユナ:その切り替え、私はけっこう好き。抽選って試合ほど動かないのに、風林大尾と辻堂中の位置が見えてくるだけで、先の緊張がじわっと戻ってきたんだよね。
サキ:辻堂中の名前が出ると空気変わるよね!久しぶりに聞いた知ってる相手の気配だけで、楽しいより先に『うわ、そこ来る?』って声が出そうになった、あれは焦った。
ミコ:その反応になるの分かるな。地方大会を抜けた達成感があるのに、県大会ではまた別の壁が待ってる感じで、大吾たちが急に小さく見えないのがいいんだよ。
ユナ:でも私は、強敵が見えるほどチームの現在地を測れそうで楽しみになった。勝つか負けるかより、決勝を越えた選手たちが何を持ち込むのか見たくなる、そこが楽しみ。
サキ:それもあるけど、私は抽選の場面で名前が並ぶだけでもうソワソワした!試合前の静かな時間なのに、頭の中では勝手に対戦風景を想像しちゃうんだよね。
ミコ:そういえば、地方大会が身近な熱さだったぶん、県大会って言葉だけで景色が一段広がった気がした。ここから大吾たちの野球がどう見えるかも変わりそう。
ユナ:私はそこに少し怖さも感じたな。舞台が広がれば注目も増えるし、風林大尾は普通に野球だけしていれば済むチームじゃない感じがまた強くなってきた、少しね。
サキ:その予感が当たるみたいに次の騒動が来るの、もう勘弁してってなったよ!せっかく県大会だって浮かれたのに、最後まで気持ちよく喜ばせてくれないんだもん。
江頭が動いた瞬間、さっきまでの爽やかさはどこへ行ったの
ミコ:江頭がSNSを使って世間の非難みたいな空気を作ろうとするの、試合の駆け引きと種類が違いすぎて嫌だったな。野球で決めさせてよって気持ちになった。
ユナ:そこは私も嫌だったけど、ネットの空気を利用する手口なのが妙に現実っぽくてぞっとした。直接ぶつからず、周りから辞退へ追い込もうとするのがいやらしい。
サキ:もう江頭が出てきた時点で『また何かする!』って身構えたよ。決勝の爽やかな余韻を返してほしいくらい、ページの空気が急に重くなった気がした、ほんとに。
ミコ:その落差はかなり大きかったね。ただ、試合で強くなれば全部解決とはいかない状況だから、大吾たちが野球以外の圧力にどう向き合うのかは気になった。
ユナ:私は逆に、ここで周囲の大人がどう動くかを見たくなったな。中学生だけに背負わせる話じゃないし、誰が何を信じるかでチームの空気も変わりそう、そこが大事そう。
サキ:それ聞いたら余計に心配になる!離脱する人が出てくる流れもあって、誰かがいなくなるたびに『次は誰?』って落ち着かなくなっちゃったよ、かなりね。
ミコ:その不安があるからこそ、残る側の反応も印象に残るんだよね。強い言葉で団結するより、迷いながら選ぶ姿のほうが今の風林大尾らしく見えた、私は好きだな。
ユナ:もっと言えば、辞退するかどうかが再び揺れるのは少しもどかしかった。私は早く県大会の野球を見たいから、気持ちがそっちへ先走ってしまったな、正直ね。
サキ:分かる、私も最後は『先生、野球が見たい!』って気分だったよ。とはいえ、この嫌な時間を越えたあとにグラウンドへ戻れたら、たぶんかなり熱くなるよね。
結局いちばん恋しくなったのは、みんなが普通に野球する時間だった
ミコ:32巻を読み終えて一番残ったの、私は大吾が前に出すぎず周りをつないでる感じかも。仁科の見せ場でも、捕手としてそこにいる安心感がちゃんとあった。
ユナ:その見方いいね。私は仁科のほうに目が行って、重い場面を任されるところまで来たことが嬉しかった。以前から見てるぶん、一球の重みが違って感じたな。
サキ:二人の話を聞くと、私はチーム全体が好きだって思う!誰かが活躍すると周りの表情まで見たくなるし、勝った瞬間よりその後の反応を追っちゃった、ついね。
ミコ:その反応を追う読み方、分かるな。試合中は緊張して細かい顔まで見られないのに、決着後になると急にみんなが中学生らしく見える瞬間があるんだよね。
ユナ:それとは逆に、私は大人たちが絡むと一気に世界が複雑になるのが印象的だった。子どもたちの真っすぐさと、周囲の事情の差がかなり苦く見えた、かなりね。
サキ:そこから江頭の件を思い出すとまた腹立つ!ただ、その嫌さがあるせいで、グラウンドで普通に声を掛け合ってる場面が前より大事に感じられたよ、本当に。
ミコ:確かに、普通に野球できること自体が次巻の願いになっちゃったね。今巻で県大会の組み合わせまで見えたから、なおさら試合へ進んでほしい気持ちが強い。
ユナ:私は試合だけじゃなく、離脱で揺れたチームがどんな形に落ち着くかも見たいな。人数や関係が変われば、大吾の役割もまた少し変わるかもしれないし、そこも楽しみ。
サキ:それも気になるけど、最後はやっぱりみんなが野球して笑ってるところを見たい!32巻が緊張と不穏さを残したぶん、次の一球がすごく待ち遠しいよ、ほんとにね。
『MAJOR 2nd』32巻は、川枝中との決勝が決着する熱さと、県大会を前にした不穏さが一冊の中で大きく切り替わる巻でした。
仁科と大吾が重圧のかかる場面で向き合う姿は特におすすめで、試合後のほっとした空気まで含めて記憶に残ります。
一方、江頭のSNSを使った揺さぶりや離脱者の気配で、次巻は野球以前にチームがまとまれるのかも気になるところ。
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