龍幸伸『ダンダダン』第25巻では、“撃墜王”を名乗ってジジ達の前に立ちはだかった煙々羅が、“黒の聖騎士団”と呼ばれる呪い師集団の暗殺者だと判明します。
新たな脅威が迫る一方、記憶を失ったモモは超能力の使い方まで忘れてしまい、ナーバスな状態に。
そんな彼女へ「次は自分が話しかける番」と意気込むオカルンも、なかなか勇気を出せません。
さらに新たな鬼の金棒の力を二人で引き出す場面やドリスの登場も。
この記事では、バトルと怪異、そしてモモとオカルンのもどかしい関係を中心に、3人がネタバレありで語ります。
作品名:ダンダダン 25
作者:龍幸伸
出版社:集英社
発売日:2026年09月04日
“撃墜王”の正体が暗殺者って、敵の後ろが急に広がって怖い!
ミコ:煙々羅がただの強敵じゃなく、“黒の聖騎士団”に属する暗殺者だったと分かったところ、敵の向こうにさらに集団がいる感じがして、一気に不穏さが増したよ。
ユナ:その正体は私も引っかかったけど、“撃墜王”って名乗る派手さと呪い師集団の暗殺者という立場の組み合わせが妙に怖かった。単独の騒ぎじゃないんだよね。
サキ:私はジジ達の前に煙々羅が立ちはだかるだけでも嫌なのに、背後に“黒の聖騎士団”まで見えてくるの!?って、読んでて気持ちが全然休まらなかったよ。
ミコ:その落ち着かなさ、ダンダダンらしいよね。目の前の相手だけ見ていればいいと思わせてくれなくて、呪い師集団という存在まで出てくるのが私は気になったな。
ユナ:私はむしろ、“黒の聖騎士団”という名前が出たことで、煙々羅を見る目が変わったよ。強さだけじゃなく、誰に属して動く人物なのかまで意識させられたな。
サキ:名前からして物々しいもんね! 私は暗殺者だと分かった瞬間、ジジ達が相手にしているものの危なさが一段上がった気がして、かなり緊張しながら読んだよ。
ミコ:しかも今巻ってモモの記憶の問題もあるから、脅威だけ増えてほしくないって思っちゃうんだよね。外側も内側も落ち着かない感じがずっと残ったな。
ユナ:確かに、敵の話だけならバトルへ集中できるけど、モモは超能力の使い方まで忘れているでしょう。戦える条件そのものが普段と違うのが私は怖かったよ。
サキ:それなのに話はどんどん動くから、本当に容赦ないよね! 私は煙々羅の正体を知ったあたりから、誰の場面になっても安心できなくてページをめくる手が速くなった。
記憶だけじゃなく超能力まで……モモの変化が思った以上に重かった
ミコ:モモが記憶を失っているだけでもつらいのに、超能力の使い方まで忘れてしまったようなのが私はかなり刺さったな。いつものモモとの差を強く感じたよ。
ユナ:そこは私も重く感じたけど、私は能力よりナーバスになっているモモの状態が気になった。戦えるかどうか以前に、本人が落ち着けないことのほうが苦しかったな。
サキ:私はもう、いつもの勢いがあるモモを知ってるから余計につらかったよ! 記憶も能力の使い方も今まで通りじゃないって、本人にしたらしんどすぎるよね。
ミコ:その状態だからこそ、新たな鬼の金棒の力を二人で引き出す場面が私はすごく印象に残った。普段とは違う状況でも二人で危機を抜けるのが熱かったよ。
ユナ:それも分かる。私は「二人で」力を引き出したところに目が向いたな。モモ一人の能力でもオカルン一人の力でもない形で切り抜けるのが新鮮だったよ。
サキ:あそこは私もテンション上がった! モモの記憶喪失でずっと心配してたぶん、二人で新しい力を引き出して危機を脱したところは一気に気持ちが跳ねたよ。
ミコ:心配させたあとにちゃんと二人で動く場面を入れてくるのが憎いんだよね。記憶が以前と同じじゃなくても、並んで何かを成し遂げる姿はやっぱり好きだな。
ユナ:ただ私は、そこで以前のモモに戻ったように扱わないところも大事だと思ったよ。記憶を失っている事実があるから、同じ二人でも関係の見え方が変わるんだよね。
サキ:うん、だからこそ今の二人を見てると胸がぎゅっとなる! 昔と同じ反応を期待したくなるのに、今のモモとのやり取りとして受け止めなきゃって思わされたよ。
「次は自分が話しかける番」なのに! オカルン、そこで勇気が出ないの!?
ミコ:ナーバスなモモを前に、次は自分が話しかける番だって意気込むオカルン、気持ちはすごく前向きなのに実際には勇気が出ないのが、もうオカルンすぎたよ。
ユナ:そこ、私は笑うより切なくなったな。話しかけたい意思はちゃんとあるのに、記憶を失ったモモが相手だから、以前と同じ調子では踏み込めない感じがしたよ。
サキ:私は「頑張れオカルン!」って心の中でずっと応援してた! 意気込むところまで行ってるのに勇気が出ない、そのもどかしさが二人らしくて苦しいんだよね。
ミコ:そのもどかしさがある一方で、二人で鬼の金棒の新しい力を引き出す場面もあるでしょう。言葉では進めなくても一緒に動く時は動けるのが面白いよね。
ユナ:私は逆に、その差が二人の関係をよく表しているように感じたな。危機には一緒に立ち向かえても、気持ちを伝える一歩になると急に難しくなるんだよね。
サキ:そうなの! バトルではあんなことできるのに話しかけるだけで悩むの!?ってなるけど、そこがかわいくて私は嫌いになれない。むしろ応援したくなるよ。
ミコ:記憶喪失という状況だから、いつもの掛け合いをそのまま期待できないのも効いてるよね。それでもオカルンが自分から動こうとしていることは私は嬉しかったな。
ユナ:私はモモ側の状態もあるから、オカルンだけの勇気の問題には見えなかったよ。二人の間にある前提が変わった中で、どう接するか迷うのは重く感じたな。
サキ:だから新しい力を二人で引き出したところが余計に嬉しかったんだと思う! 言葉だけじゃない形でも二人が一緒に動く瞬間があると、私はぐっときちゃうよ。
ドリスまで登場! 何が飛び出すか分からない混沌がやっぱりダンダダン
ミコ:煙々羅や“黒の聖騎士団”、モモの記憶喪失だけでも情報量が多いのに、さらにドリスまで登場するの、私は「まだ新しいもの入れてくるの!?」って驚いたよ。
ユナ:その盛り込み方はすごいよね。私は新しい人物が出るたびに話を単純化させないところが気になったな。一つの問題だけ追わせてくれない感じが独特なんだよね。
サキ:私はドリスが出てきた時、本当に先が読めない!ってなったよ。モモとオカルンだけでも感情が忙しいのに、新しい人物まで来るから頭も心も休めなかった。
ミコ:でも、その混沌の中でもオカルンとモモの関係がちゃんと気になるのが面白いんだよね。怪異や呪い師が増えても、二人のやり取りへ意識が戻ってくるんだ。
ユナ:私はそこに加えて、白い線の上以外は落ちるという遊びを思わせる要素も印象に残ったな。身近な感覚がダンダダンの世界に入ると急に異様になるよね。
サキ:あれ、子どもの頃に似た遊びした!って私もなったよ。懐かしい感覚なのに、この作品の中に置かれると全然のんびりできなくて、その変換が面白かったな。
ミコ:身近な遊びから呪い師や超能力まで同じ巻に入ってるの、改めて考えるとすごい振れ幅だよね。それでも勢いで読ませるところに私は圧倒されたよ。
ユナ:私は絵で追いたくなる場面が多いのも大きかったな。情報量が多い展開でも、バトルや人物の動きをページの隅まで見返したくなる感覚が今巻にもあったよ。
サキ:私は結局、怖いし笑うしオカルンには焦れるしで感情が大渋滞だった! 怪異だけじゃなく二人の関係まで含めて、この作品の世界をまだまだ追いたいな。
『ダンダダン』25巻は、煙々羅の正体と“黒の聖騎士団”という新たな脅威、記憶と超能力の使い方を失ったモモなど、緊張感の高い要素が詰まった一冊でした。
一方で、モモへ話しかけようとして勇気が出ないオカルンのもどかしさや、二人で新たな鬼の金棒の力を引き出す場面も大きな見どころ。
バトル、怪異、笑い、恋愛の距離感が目まぐるしく交差する『ダンダダン』らしさを楽しみたい人におすすめです。
モモとオカルンを中心とした物語が今後どう広がるのか期待したいです。












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