びっけによる『極彩の家』(新書館・ウィングス・コミックス)は、神に捧げる特別な髪色を持つ子どもたちが暮らす寺院「極彩の家」を舞台にしたファンタジー漫画です。極上の色彩とされる漆黒の髪を持つ烏羽(からすば)を中心に、色彩の子たちの友情や恋心、家族との関係、将来への選択が描かれます。
この記事では、全14巻の収録エピソードや主な登場人物、ストーリーの要点を巻ごとに整理しました。初めて読む方は【見どころ】を中心にチェックすると、重大なネタバレを抑えながら作品の雰囲気や各巻の特徴をつかめます。
すでに読んだ方は【振り返り】や逆引きガイドを活用してください。「紅の過去が語られるのは何巻?」「烏羽と天藍が寺の外で働くのはいつ?」「天藍が誘拐されたのは何巻?」といった疑問から、読み返したい巻を探せます。作品は2026年2月刊行の14巻で完結しています。
【ネタバレについて】
この一覧には、各巻の公式紹介で公開されている出来事や人物関係が含まれます。特に後半の巻では重要な事件や物語の進展に触れるため、初めて読む方や展開を知りたくない方は、各巻の【見どころ】を中心にご覧ください。最終的な結末や事件の詳しい真相は掲載していません。
| 巻数 | 収録エピソード(編・内容) | 主な登場キャラ | ストーリーの要点・見どころ |
|---|---|---|---|
| 1巻 | 極彩の家/漆黒の髪を持つ烏羽の登場 | 烏羽(からすば) |
【見どころ】神に捧げる色彩と、漆黒の少年 特別な髪色を持つ子どもたちが育てられる寺院「極彩の家」。そこへ、極上の色彩とされる漆黒の髪を持つ烏羽が現れます。髪の色に特別な価値が与えられる独自の世界観と、烏羽を中心に始まる物語が見どころです。 【振り返り】極彩の家/色彩の子/烏羽の登場/漆黒の髪 |
| 2巻 | 花祭り/色奉の儀/ルカとの再会 | 烏羽、ルカ |
【見どころ】花祭りで担う、特別な役目 烏羽は花祭りの色奉の儀で色納め役を務めることになります。祭り当日にはルカとの再会もあり、寺院の儀式と登場人物それぞれの事情に目が向けられる巻です。 【振り返り】花祭り/色奉の儀/烏羽の色納め役/ルカとの再会 |
| 3巻 | 池に落ちた簪/紅の救出行動/紅の過去 | 烏羽、紅(くれない) |
【見どころ】池で起こる事件と、紅が抱える事情 大切な簪を拾おうと池に飛び込んだ烏羽。それを助けようとした上級生の紅が水面に戻ってこないという事態が起こります。紅の過去が語られ、彼が抱えてきた事情に焦点が当たる巻です。 【振り返り】大切な簪/烏羽が飛び込んだ池/紅の救出行動/紅の過去 |
| 4巻 | 夏季休暇/ルカからの招待/寺の外の世界 | 烏羽、天藍(てんらん)、ルカ |
【見どころ】寺を離れ、外の世界に触れる夏 ルカから夏季休暇の誘いを受けた烏羽は、天藍とともに出かけることになります。久しぶりに寺の外へ出た烏羽の戸惑いを通して、極彩の家の内側と外側という二つの環境に注目できる巻です。 【振り返り】ルカの招待/夏季休暇/烏羽と天藍の外出/外の世界での体験 |
| 5巻 | 経蔵の虫干し/恋文の差出人探し/禁断の経典 | 烏羽、ルカ、紅 |
【見どころ】古い恋文が導く、恋心と寺の秘密 経蔵の虫干し中に恋文を見つけた烏羽は、その差出人と宛先を探し始めます。手紙をめぐる行動の中でルカへの気持ちを自覚する烏羽。一方、紅は禁断の経典の存在を知り、別の重要な話題も動き始めます。 【振り返り】経蔵の虫干し/見つかった恋文/ルカへの恋心の自覚/紅と禁断の経典 |
| 6巻 | 烏羽にとって初めての冬/新年の準備/周囲の変化 | 烏羽、天藍、紅 |
【見どころ】初めて迎える冬と、変わり始める日々 烏羽が極彩の家に来てから初めての冬。色彩の子たちが新年の準備に追われる中、烏羽・天藍・紅の周辺に変化が起こり始めます。寺での季節の移り変わりと、人物たちの状況の変化に注目したい巻です。 【振り返り】極彩の家で初めて迎える冬/新年の準備/烏羽・天藍・紅を取り巻く変化 |
| 7巻 | 極彩の家での二年目/ルカへの思い/烏羽の計画と事件 | 烏羽、ルカ |
【見どころ】会いたい気持ちが、思いがけない事件へ 極彩の家で二年目を過ごす烏羽は、思いを寄せるルカに会えない日々を送っています。ルカに会うために実行した計画が事件につながることになり、烏羽の行動とその影響が注目点となります。 【振り返り】極彩の家での二年目/ルカに会えない日々/烏羽の計画/計画をきっかけとする事件 |
| 8巻 | 紅の夏季休暇/許嫁イグナルとの関係/雪華の変化 | 紅、イグナル、雪華(せっか) |
【見どころ】許嫁との距離、そして雪華に訪れる変化 夏季休暇中、紅は許嫁のイグナルの家に滞在します。しかし、二人の間には深い心の隔たりがあります。一方、極彩の家では雪華に変化が見え始め、複数の人物の事情が描かれます。 【振り返り】紅の夏季休暇/イグナルの家への滞在/許嫁との心の溝/雪華の変化 |
| 9巻 | 紅の卒業の年/政略結婚/最後の色納め役 | 紅 |
【見どころ】決められた結婚と、自分の未来への覚悟 卒業の年を迎えた紅は、親の都合で決められた政略結婚を前に、将来について覚悟を固めます。その決意を胸に最後の色納め役に臨む紅。家族の意向と自身の将来に向き合う姿が中心となる巻です。 【振り返り】紅の卒業の年/親が決めた政略結婚/将来への覚悟/最後の色納め役 |
| 10巻 | ルカの壁画制作/天藍の進路/雪華の記憶/顔彩の密売 | 烏羽、ルカ、天藍、雪華 |
【見どころ】壁画絵師の来訪と、過去につながる手掛かり ルカが極彩寺の壁画絵師としてやって来て、烏羽は喜びます。一方、天藍は進路に悩み、雪華はある物を見たことから過去の記憶を思い出します。その記憶が色彩の子が作り出す顔彩の密売に関わる手掛かりとなり、物語に新たな焦点が生まれます。 【振り返り】ルカの壁画絵師就任/天藍の進路の悩み/雪華の過去の記憶/顔彩密売の手掛かり |
| 11巻 | ルカへの嫌がらせ/犯人探し/寺の外での体験就労 | 烏羽、ルカ、天藍 |
【見どころ】将来を探す二人と、外の世界に潜む危険 ルカが嫌がらせを受けていると知った烏羽は、犯人探しを始めます。さらに烏羽と天藍は将来を考え、寺の外での体験就労を決意。しかし、その就労先は色彩の子の髪の密売組織が活動する地域の近くにあります。 【振り返り】ルカへの嫌がらせ/烏羽の犯人探し/烏羽と天藍の体験就労の決意/髪の密売組織 |
| 12巻 | 外の世界での就労体験/ノエとの出会い/真朱の手紙の欠片 | 烏羽、天藍、ノエ |
【見どころ】青い髪に注がれる視線と、一通の手紙の謎 外の世界で就労体験を続ける烏羽と天藍は、謎の女性ノエと出会います。ノエは天藍の青い髪に強い関心を示します。さらに天藍は滞在地の近くで、真朱が真風イザクに宛てた手紙の欠片を発見します。 【振り返り】烏羽と天藍の就労体験/ノエとの出会い/天藍の青い髪/真朱から真風イザクへの手紙の欠片 |
| 13巻 | 写真展での誘拐事件/奥鉄谷の手掛かり/ノエの屋敷 | 烏羽、天藍、ノエ、イザク |
【見どころ】行方不明の天藍と、奥鉄谷につながる手掛かり 写真展を訪れた天藍が誘拐され、行方が分からなくなります。烏羽は真朱の手紙の欠片を手掛かりに、奥鉄谷に注目。一方、ノエの屋敷に捕らわれている天藍は、そこで画家のイザクと遭遇します。 【振り返り】写真展での天藍誘拐/真朱の手紙の欠片/奥鉄谷/ノエの屋敷/天藍とイザクの遭遇 |
| 14巻 (最終巻) |
極彩の家への帰還/髪色の変化/卒業の色奉の儀 | 烏羽、天藍 |
【見どころ】漆黒の髪と、卒業の日に向けた最後の儀式 烏羽は天藍とともに極彩の家へ戻ります。同級の色彩の子たちが髪色を失っていく中、烏羽は卒業の日の色奉の儀で色納め役を務めることに。漆黒の髪は最後まで保たれるのか、卒業を迎える子どもたちはどのような未来へ向かうのか。物語の締めくくりを描く最終巻です。 【振り返り】烏羽と天藍の帰還/同級生たちの髪色の変化/卒業の日の色奉の儀/烏羽の色納め役/極彩の家からの卒業 |
気になるテーマから探す!『極彩の家』巻別読み返しガイド
「あの場面はどこだった?」というときに使える逆引き一覧です。人物や事件、儀式など、各巻の紹介情報から確認できるテーマをまとめました。
| 気になるテーマ・場面 | 該当巻 | こんなときにおすすめ |
|---|---|---|
| 極彩の家と漆黒の髪の設定 | 1巻 | 作品の世界観や烏羽の登場を確認したいとき |
| 花祭りと色奉の儀 | 2巻 | 烏羽が色納め役を務める儀式を読み返したいとき |
| 紅の過去と抱えてきた事情 | 3巻 | 池での事件や紅の過去が語られる場面を探したいとき |
| 烏羽と天藍が寺の外へ出る夏 | 4巻 | ルカの招待と夏季休暇の出来事を振り返りたいとき |
| 烏羽のルカへの恋心 | 5巻・7巻 | 恋心の自覚や、ルカに会うための計画を確認したいとき |
| 紅と許嫁イグナルの関係 | 8巻・9巻 | 二人の心の隔たりや、紅が将来に向けて覚悟を決める過程を追いたいとき |
| 雪華の変化と過去の記憶 | 8巻・10巻 | 雪華の変化や顔彩の密売に関わる手掛かりを確認したいとき |
| ルカの壁画絵師としての活動 | 10巻・11巻 | 極彩寺での壁画制作やルカへの嫌がらせを振り返りたいとき |
| 烏羽と天藍の進路・体験就労 | 10巻~12巻 | 進路の悩みから寺の外で働くまでの流れを追いたいとき |
| 髪・顔彩の密売に関わる出来事 | 10巻・11巻 | 顔彩の密売の手掛かりや髪の密売組織への言及を確認したいとき |
| ノエと真朱の手紙の欠片 | 12巻・13巻 | ノエとの出会いから奥鉄谷に関わる展開を整理したいとき |
| 天藍の誘拐と卒業までの流れ | 13巻・14巻 | 写真展での事件から極彩の家への帰還、卒業までを読み返したいとき |
初めて読むなら、どこに注目すると面白い?
『極彩の家』は、特別な髪色を持つ子どもたちの生活と、それぞれが抱える事情を描く作品です。物語が巻をまたいで進むため、1巻から順番に読むことをおすすめします。
1. 髪の色が持つ意味と、極彩の家の仕組み
この作品では、髪の色が神に捧げる特別なものとして扱われます。1巻では漆黒の髪を持つ烏羽が登場し、2巻では花祭りの色奉の儀が描かれます。髪の色と儀式が子どもたちの生活にどう関わるのかに注目すると、世界観を理解しやすくなります。
2. 烏羽とルカ、天藍を中心とした人物関係
烏羽とルカの関係は、2巻の再会、4巻の夏季休暇、5巻の恋心の自覚などを通じて描かれます。また、天藍は烏羽と一緒に寺の外へ出たり、将来を考えたりする人物です。登場人物が誰と、どのような経験を重ねるかを意識すると、後半の展開も追いやすくなります。
3. 紅や雪華が抱える、それぞれの事情
烏羽だけでなく、周囲の子どもたちにも物語があります。3巻では紅の過去、8巻では紅と許嫁の関係や雪華の変化が描かれます。一人の主人公だけを追うのではなく、複数の人物の背景や将来に目を向けられるのも作品の特徴です。
4. 寺の中の生活から、外の世界と卒業へ
序盤では寺での生活や儀式が描かれ、4巻では外の世界に触れる機会が訪れます。後半になると進路や体験就労、髪や顔彩の密売に関わる事件も登場します。子どもたちの生活の範囲がどう広がっていくかに注目しながら読むと、全14巻の流れを整理しやすくなります。
久しぶりに続きを読む人へ|どこまで読んだか思い出すヒント
『極彩の家』は全14巻で完結しています。途中まで読んで時間が空いてしまった方は、覚えている出来事から最後に読んだ巻を探してみてください。以下は各巻の紹介情報に基づく目印です。
- 漆黒の髪を持つ烏羽が極彩の家に現れた:1巻
- 花祭りで烏羽が色納め役を務め、ルカと再会した:2巻
- 烏羽が簪を拾おうと池に飛び込み、紅が助けようとした:3巻
- 烏羽と天藍が夏季休暇にルカの招待を受けて出かけた:4巻
- 烏羽が経蔵で恋文を見つけ、ルカへの気持ちを自覚した:5巻
- 紅が許嫁イグナルの家で夏季休暇を過ごした:8巻
- 紅が卒業を前に将来への覚悟を決め、最後の色納め役に臨んだ:9巻
- ルカが壁画絵師として極彩寺に来て、雪華が過去の記憶を思い出した:10巻
- 烏羽と天藍が外での就労体験中にノエと出会った:12巻
- 天藍が写真展で誘拐され、烏羽が奥鉄谷に手掛かりを求めた:13巻
覚えている場面が見つかったら、その巻から読み返すと人物関係や事件の経緯を確認しやすくなります。出来事の直前から流れをつかみ直したい場合は、一つ前の巻に戻るのもよいでしょう。
特に後半の展開を整理したい方は、10巻の雪華の記憶と顔彩の密売、11巻の体験就労の決意、12巻のノエとの出会い、13巻の天藍誘拐事件という順番を目印にすると、最終14巻までの流れを追いやすくなります。
参考資料・確認情報
確認日:2026年10月19日
※各巻の内容は、提供された1~14巻の書誌情報・内容紹介をもとに独自に整理しています。エピソード名には内容を探しやすくするための説明用見出しを含み、必ずしも公式の章名ではありません。







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