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枯れた花に涙を 4巻 感想・ネタバレ|蓮の優しさに揺れる樹里、この距離はもう「同情」だけじゃない?

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『枯れた花に涙を』4巻は、鉄平との関係が終わったと分かっていても現実を受け止めきれない樹里と、そんな彼女へ静かに近づいていく蓮の関係が大きく動き始める一冊です。
欲しかった言葉を迷いなく届けて寄り添う蓮に対し、樹里はその優しさを同情だと思おうとしながらも、少しずつ心を揺らされていきます。
一方、元夫となった鉄平は若い女性へ近づき、樹里との対比もますます鮮明に。
この記事では、二人のじれったい距離、蓮の印象的な言動、鉄平への複雑な気持ち、まだ見えない蓮と樹里の過去まで、読後に残ったポイントをネタバレ込みで語ります。

作品名:枯れた花に涙を 4
作者:Gae
出版社:スターツ出版
発売日:2026年6月26日頃

そんな言葉を今くれるの、樹里じゃなくても揺れるって

ミコ:樹里がまだ終わった関係を引きずってるところへ蓮が来るの、タイミングだけ見ると危ういよね。でも欲しい言葉をさらっとくれるから、そりゃ意識すると思った。
ユナ:意識するのは分かるけど、私は樹里がすぐ蓮へ飛び込まないところが好きだったな。傷ついた直後だからこそ、優しくされても簡単には信じられない感じが残ってた。
サキ:簡単に信じられないのが切ないんだよね。蓮と一緒にいると少し楽そうなのに、自分から幸せを選ぶことにはまだ戸惑ってるように見えて、抱きしめたくなった。
ミコ:その戸惑いがあるから、蓮が距離を詰めるたびにこっちまで緊張するんだよ。強引すぎるようで樹里の欲しいものは外してなくて、その加減が妙に気になった。
ユナ:加減は絶妙だけど、私は蓮の優しさを全部そのまま受け取っていいのかなって少し警戒した。樹里への思いが普通の好意よりずっと深そうに見えるんだよね。
サキ:深そうどころか、私はちょっと怖いくらいで好きになってきたよ。普段はきれいで余裕があるのに、樹里が絡むと執着みたいなものがちらつくの、ずるいって。
ミコ:その執着がどこから来たのか分からないのが大きいよね。樹里はまだ知らないことが多そうだし、蓮だけが二人の過去を握ってるような空気まで感じちゃった。
ユナ:過去が見えないから、今の優しさにも別の意味がありそうに思えるんだよね。ただ樹里にとっては理由より、安心して過ごせる時間ができたことのほうが大事なのかも。
サキ:安心できる時間って本当に大事だよ。鉄平とのことを思い出すほど、蓮から届くメッセージや可愛いスタンプみたいな小さなやり取りまで、妙にほっとしたもん。

蓮にときめいた直後、鉄平を見ると感情が忙しすぎる

ミコ:スタンプで和んだあとに鉄平側を見ると、ほんと気持ちが急降下するよね。書類上は離婚してるのに借金まで樹里へ背負わせてる状況、改めて見るほど腹が立った。
ユナ:腹が立つのは同じだけど、私は鉄平がもう若い女性へ向かってることのほうが嫌だった。樹里との関係から何も学ばず、また同じことをしそうに見えてしまったよ。
サキ:新しい相手を見つけてるの、私も「もう次なの?」って声が出そうだった。樹里がまだ傷を抱えてる横でそれをやられると、さすがに穏やかではいられないよ。
ミコ:その対比があるから、蓮の寄り添い方が余計に目立つんだろうね。樹里から何かを奪う鉄平と、樹里が欲しかったものを渡す蓮で、見てる側の感情も振り回される。
ユナ:対比は強いけど、蓮を鉄平の反対だからってだけで見たくはないかな。あの人自身にもまだ隠してるものがありそうで、完璧な救済役とは少し違って見えるんだよね。
サキ:隠してるものはありそう! それでも今は蓮が出てくると安心しちゃうんだよ。樹里がまた誰かに傷つけられるんじゃないかって身構えてるぶん、余計に頼りたくなる。
ミコ:頼りたくなる一方で、樹里自身が少しずつ変わるところも見たいよね。蓮に救ってもらうだけじゃなく、自分から過去との距離を取れるようになったら嬉しいな。
ユナ:自分から動けるようになるのは見たい。ただ今の樹里に急いで強くなってほしいとは思わなかったな。迷ったり立ち止まったりする時間も必要そうに感じたから。
サキ:急がなくていいって思えるの、蓮がそばにいるからかもしれないね。鉄平のことを思うと腹は立つけど、樹里には復讐より先に安心して眠れる日が来てほしいよ。

じれったいのに離れられない、この二人の間だけ時間が遅い

ミコ:安心してほしいと思うほど、樹里と蓮の進み方がゆっくりなのも納得できるんだよね。すぐ恋愛に切り替わらないから、一緒にいる時間そのものを追いたくなった。
ユナ:ゆっくりなのは私も好き。ただ蓮は樹里よりずっと先まで気持ちが進んでそうに見えるから、二人の温度差にはハラハラする。待てる人なのかも気になるんだよね。
サキ:待ってるようで距離は詰めてくるのが蓮なんだよ! 樹里に迷う時間をあまり与えない感じもあって、優しいだけじゃないところにドキッとしちゃった。
ミコ:そこが蓮の面白いところだよね。樹里を気遣ってるように見えるのに、自分の存在はしっかり意識させてくるから、気づいたら逃げ道まで狭くなってる感じがする。
ユナ:逃げ道が狭くなるって表現、ちょっと分かるな。だから私は樹里が蓮の気持ちを知ったとき、嬉しさだけじゃなく戸惑いもかなり大きいんじゃないかと思ってる。
サキ:戸惑うだろうけど、今の二人ならその時間まで見たいな。何気ないやり取りで樹里の表情が少し緩んでるように見えるだけで、こっちはもう十分うれしいんだもん。
ミコ:表情の変化を追うの楽しいよね。それに蓮の見た目の余裕と、樹里への思いの重さが噛み合ってない感じもあって、知れば知るほど過去が気になってくる。
ユナ:過去は本当に鍵っぽいよね。いつどこで樹里と出会ったのかが分かれば、今の執着にも違う見え方が出そうで、蓮側の記憶を早くのぞいてみたくなった。
サキ:私は過去を知るのがちょっと怖くもあるよ。あれだけ樹里を見てる理由が切ないものだったら絶対しんどいし、読みたいのに知りたくないって変な気持ちになってる。

蓮はいつから樹里を見ていたの? そこだけずっと引っかかる

ミコ:知りたいのに怖いって、この二人にはぴったりかも。蓮が今になって現れた理由まで考えると、ただ偶然再会して好きになっただけではなさそうに感じるんだよね。
ユナ:私もそこが一番引っかかってる。樹里への距離の詰め方に迷いが少ないから、蓮の中ではずっと前から何か決まっていたようにも見えて、過去がますます気になる。
サキ:迷いがない蓮、格好いいけど怖さもあるんだよね。それなのにメッセージでは可愛いスタンプを送ってくるでしょう。その落差を見るたびにちょっと笑っちゃう。
ミコ:あのスタンプはずるいよね。ミステリアスな雰囲気を保ってたはずなのに、一気に身近になる感じがして、樹里が警戒を解いていくのも少し分かる気がした。
ユナ:身近に感じる瞬間があるから、執着っぽい部分も単純に怖いとは言い切れないんだよなあ。樹里が知らないところで動いてそうなのは、まだ気になるところだけど。
サキ:そこは私も気になるけど、鉄平に振り回されてた頃より樹里が笑えるなら今は蓮を応援したい。幸せそうな顔をもっと見せてって、そればっかり思ってしまうよ。
ミコ:樹里の幸せを願うと、鉄平との関係もまだ完全に過去とは言い切れないんだよね。離婚していても借金や傷が残ってるし、そこをどう整理するのか見届けたいな。
ユナ:整理するなら樹里自身の手で区切りをつける場面もほしいかも。蓮が全部片づけるより、樹里が自分の人生を取り戻したって感じられる瞬間を私は待ちたい。
サキ:それを見たあとで蓮のところへ行けたら最高だなあ。すぐ結ばれなくてもいいから、樹里が「この人といたい」って自分で思える瞬間までちゃんと追いかけたいよ。

『枯れた花に涙を』4巻は、傷ついた樹里と、迷わせる暇もないほど近くで寄り添う蓮の距離が少しずつ変わっていくところに惹かれる一冊でした。
甘いだけではなく、鉄平との過去が残す痛みや、蓮の執着の理由がまだ見えない不穏さも印象的です。
何気ないメッセージなど、二人の小さなやり取りもおすすめポイント。
次巻では樹里が自分の気持ちをどう受け止めるのか、そして蓮がいつから彼女を思っていたのか、その過去にも近づいてほしいです。

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