『ミワさんなりすます』16巻では、家政婦から俳優へ踏み出したミワさんが加わったことで、弱小劇団ママンズにも少しずつ一体感が生まれていきます。
さらに思いがけず映画祭のレセプションパーティへ招かれ、そこでミワさんは驚きの人物と遭遇。
劇団に追い風が吹き始めたように見える一方、八海崇からは「運命はそう容易くありません。」という不吉な言葉まで告げられます。
この記事では、俳優として変わり始めたミワさん、ママンズの空気、思わぬ再会の衝撃、八海の言葉が残した不安をネタバレ込みの読後トークで振り返ります。
作品名:ミワさんなりすます(16)
作者:青木U平
出版社:小学館
発売日:2026年4月30日
ミワさんが入っただけなのに、ママンズの空気まで変わってきてない?
ミコ:ママンズにミワさんが加わってから、急に強い劇団になったというより、みんなの向いてる方向が少しずつ揃っていく感じがして、そこが妙に嬉しかったよ。
ユナ:方向が揃うっていうのは分かるな。私はミワさん本人が救世主らしく振る舞ってないところが好きで、本人の知らないところで周りが変わるのが面白かった。
サキ:知らないうちに影響を与えてるの、ミワさんらしいよね! 本人は自分のことで頭いっぱいに見えるのに、劇団にはちゃんといい風が吹いてて笑っちゃった。
ミコ:自分のことで精いっぱいなのに周囲が動くから、俳優編になってもなりすまし時代の危うさが残ってるんだよね。順調すぎないところに安心したくらい。
ユナ:安心するのはちょっと分かる。何でも器用に成功したら別人みたいだし、映画の知識はすごいのに自分自身のことになると妙に不器用なのがミワさんだもんね。
サキ:その不器用さが舞台側へ来るとハラハラするよ! 映画を語る時の頼もしさを知ってるぶん、俳優として戸惑う姿を見るとこっちまで落ち着かなくなった。
ミコ:戸惑ってる姿があるから、ママンズとの関係も対等に見えるんだと思う。助ける人と助けられる人が固定されず、みんなで前へ進んでる感じがしたな。
ユナ:みんなで進む感じは今巻で強くなったね。ただ私は一体感が出てきたからこそ、この状態が崩された時のダメージまで想像して、少し警戒しちゃったよ。
サキ:それ言われると怖くなるじゃん! やっと居場所っぽくなってきたんだから、もう少し平和にやらせてあげてって思うのに、八海さんがいると無理そうなんだよね。
映画祭でその人に会うの!?ページをめくった瞬間に全部持っていかれた
ミコ:映画祭のレセプションパーティへ行くだけでもミワさんには刺激が強そうなのに、そこでまさかの人物と遭遇するから、私まで一瞬ページを止めちゃったよ。
ユナ:あの遭遇は驚いたね。でも私は再会そのものより、それがママンズへの追い風につながっていくところで、これまでの出来事が急に線になった感じがしたな。
サキ:線になる感じもあるけど、私は「ここで来るの!?」が先だったよ! 忘れてたわけじゃない人物が急に目の前へ戻ってくると、昔の場面まで一気に思い出した。
ミコ:過去が戻ってくる感覚ってあるよね。俳優編は新しい章なのに、以前の縁が消えたわけじゃないと分かって、ミワさんの歩いてきた道がつながって見えた。
ユナ:つながったからこそ偶然だけでは片づけにくく感じたかな。本人が意図して積み上げたものじゃなくても、過去の出会いが今になって効くのは興味深かった。
サキ:過去の縁が助けてくれるのって嬉しいよね! ただミワさんの場合、追い風が強くなるほど何かやらかしそうで、喜びながら同時に心配までしちゃうんだけど。
ミコ:心配になるのは、成功へ一直線ってタイプじゃないからだろうね。チャンスが来た瞬間より、そのチャンスを前にしたミワさんの頭の中のほうが気になったよ。
ユナ:頭の中を見たくなるのは分かる。映画に関係する場所ほど知識と妄想が一気に動きそうだし、俳優としてそこへ立っている状況自体が以前とは違うもんね。
サキ:違う立場で映画の世界へ近づいてるの、なんだか胸が熱くなったよ。なのに直後から嫌な予感まで漂ってきて、素直に成功を祝わせてくれないのが憎い!
八海崇の一言だけで、さっきまでの追い風が全部怖くなったんだけど
ミコ:八海さんの「運命はそう容易くありません。」って言葉、状況を細かく説明してないのに妙に残ったよ。順調に見えてたママンズまで急に危うく感じた。
ユナ:不吉なのは確かだけど、私は八海さんがどこまで分かって言ってるのかのほうが気になったな。ただの忠告なのか、それとも何か先を見ているのか読めない。
サキ:読めないから怖いんだよ! あの人が意味深なことを言うと、こっちは勝手に最悪の展開まで考えちゃうし、ミワさんの反応より私のほうが動揺してた気がする。
ミコ:最悪を考えちゃうの分かるな。しかもママンズがまとまり始めたタイミングだから、運命って言葉が劇団全体へ向けられてるようにも聞こえちゃったんだよね。
ユナ:劇団全体かどうかはまだ分からないけど、ミワさん個人だけの話では終わらなそうだよね。俳優になったことで関わる人も増えて、影響の範囲が広がってるし。
サキ:広がったところで落とされたらつらすぎるよ! 家政婦だった頃とは別の居場所を作り始めてるから、今度はママンズまで巻き込まれないでって思っちゃった。
ミコ:居場所って考えると余計に重いね。ミワさん自身も劇団に影響を与えてるけど、同時に劇団から新しい自分を引き出してもらってるように見えるからさ。
ユナ:相互に変わってるのは感じるな。だから八海さんの言葉が試練を示してるなら、ミワさん一人で乗り越えるよりママンズがどう動くのかを私は見てみたい。
サキ:みんなで乗り越えてくれたら最高だけど、その前に一回すごく苦しい展開が来そうで怖い! 八海さん、未来が見えるならもう少し優しく教えてほしいよ。
俳優になっても結局ミワさん、この危なっかしさが妙にうれしい
ミコ:家政婦から俳優へ立場が変わったのに、ミワさんの独特な思考の間とか、好きなものを前にした時の暴走しそうな空気は残ってて、そこは安心したな。
ユナ:変わらない部分があるから新章にも入りやすかったね。私は映画を見る側だった人が演じる側へ移ったことで、あの膨大な知識がどう働くのか気になってる。
サキ:知識が役立ったら格好いいけど、好きすぎて空回りするミワさんも見たい! 完璧な俳優になるより、頭の中だけ大騒ぎしてる姿のほうが妙に安心するんだよね。
ミコ:空回りも含めてミワさんだよね。でも今はママンズがいるから、一人で変な方向へ走りそうになっても誰かが反応してくれるのが前とは違う気がした。
ユナ:周りの反応が増えたのは大きいね。それもあるけど、映画を愛するだけだったミワさんが、自分も作品を作る側になる変化にはかなり期待してるんだ。
サキ:作る側って考えると急に緊張する! 大好きだった世界へ近づけるのは幸せそうだけど、憧れだけじゃ済まない現実まで知ることになりそうで心配になるよ。
ミコ:憧れと現実の間でどうなるかは見たいね。映画への愛が強いミワさんだからこそ、俳優として思い通りにならない瞬間に何を考えるのか興味が湧いてきた。
ユナ:そこで八海さんの存在もまた効いてきそう。憧れの名優として見るだけじゃなく、同じ演じる側に立った時、ミワさんからどう見えるのかも変わりそうだよね。
サキ:その変化めちゃくちゃ見たい! でも今は不吉な言葉が頭から離れないから、ママンズの追い風がどこでひっくり返るのか、次巻を早く確認したくなってる。
『ミワさんなりすます』16巻は、ママンズに一体感が生まれ、ミワさん自身も俳優として少しずつ前へ進む一方、思わぬ再会と八海崇の言葉によって不穏さまで膨らむ一冊でした。
過去の縁が新章へつながる驚きや、立場が変わっても残るミワさんらしい危なっかしさもおすすめポイント。
せっかく吹き始めたママンズへの追い風が八海の予告する「運命」にどう揺さぶられるのか、次巻では俳優編がさらに大きく動くことを期待したいです。
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