『テラフォーマーズ』23巻では、燈との戦いを終えた小吉を新たな危機が襲い、地球を舞台にした戦いがさらに大きく動き始めます。
研究施設の崩壊で燈たちが追い詰められる一方、豪華客船ではサムライソードとハンニバルの因縁が激突。
彼女の壮絶な過去が明かされ、ニュートン一族を巡る謎にも新たな輪郭が見えてきました。
この記事では、小吉と燈の関係で胸に残った瞬間、意外な救援への驚き、サムライソードの過去と戦い、そして広がり続ける最終決戦への期待を、読了直後の3人がネタバレ込みで語ります。
作品名:テラフォーマーズ 23
作者:橘賢一(漫画)、貴家悠(原作)
出版社:集英社
発売日:2024年7月18日
小吉を抱えた燈、もう無理だと思ったところでアレはずるい
ミコ:燈に敗れて小吉が過去の幻影から抜け出したと思ったら、すぐ研究施設が崩れるの容赦なかったよ。気持ちを整理する時間すら与えてくれないんだって焦った。
ユナ:その慌ただしさもあるけど、私は小吉が燈に彼女の姿を重ねるところが妙に残ったな。戦いの決着より、小吉の中で過去がまだ生きてる感じが切なかったよ。
サキ:そこを考えてる余裕もなくなるのがつらいよ! 蛭間まで倒れて、小吉を抱えた燈も動けない状況になった時、本当に全員ここで終わるのかと思っちゃった。
ミコ:あそこまで逃げ道を消してから救援が現れるから、登場した瞬間の驚きが大きかったね。懐かしさもあるのに、素直に再会を喜んでいいのか迷う感じだったよ。
ユナ:私は逆に、意外な人物が出てきたことで昔の関係まで一気に思い出したな。助かった安心感より、この再登場が今後何を動かすのかの方が気になったんだよね。
サキ:私はとりあえず「来てくれた!」って気持ちが先だったよ。絶体絶命が長かったから、誰かの姿が見えただけでこんなに安心するとは思わなかったもん。
ミコ:その一方で、裏では凱将軍も動いてるから完全には安心できないんだよね。目の前の救出と別の思惑が同時進行していて、まだ罠が残ってそうに感じたよ。
ユナ:そう考えると、小吉を助ければ終わりじゃないのが怖いな。人類側にもそれぞれ狙いがあるから、敵と味方を単純に分けられない空気がまた濃くなってきた。
サキ:もうゴキブリだけ警戒させてほしいよ! 私は人間同士の思惑まで見えてくるたび、「今は協力してよ」って言いたくなって、別方向でもハラハラしてた。
サムライソードの過去を知ったら、応援せずにいられなかった
ミコ:豪華客船でハンニバルと向き合った時は派手な戦闘を期待してたけど、過去が見えてから印象が変わったよ。この勝負、本人には清算でもあるんだって感じた。
ユナ:そこは分かるけど、私はハンニバルとの因縁がニュートン一族の話までつながっていく方に驚いたな。個人的な復讐だけでは終わらなそうなんだよね。
サキ:私はもう過去を読んだらサムライソードを応援するしかなかった! 普段の姿から想像してた以上に重くて、戦ってる顔を見るたび胸がギュッとなったよ。
ミコ:あの過去を抱えたままハンニバル本人と戦うんだから、攻撃一つ一つの見え方まで変わるよね。ただ強い相手を倒す場面とは思えなくなってきたんだよな。
ユナ:でも相手も思った以上に厄介だったよね。因縁があるから勢いで押し切るのかと思ったら、そんな簡単な決着を許してくれないところが嫌な感じだったな。
サキ:そうなの! 私は「ここで一気にやっちゃえ!」って気持ちだったのに、ハンニバルが簡単に崩れなくて焦ったよ。応援してるほど戦闘が長く感じたもん。
ミコ:その苦戦があるから、サムライソードの覚悟も軽くならなかった気がする。過去を知った直後に楽勝だったら、ここまで感情を持っていかれなかったかもしれない。
ユナ:さらに、この戦いからニュートン一族の目的まで少し見えてくるのが面白いんだよね。一対一を見ていたはずなのに、気づけば世界規模の話になってる。
サキ:そこまで広がるとは思わなかったよ。私はサムライソードの決着だけ見届けたい気分だったのに、読み終わったら一族そのものまで怖くなっちゃったんだよね。
敵はテラフォーマーだけじゃないって、改めて思い知らされた
ミコ:地球に移ってから勢力が増えて複雑だったけど、今回は少し関係が見えやすくなった気がする。人類対テラフォーマーだけでは済まない戦いなんだよね。
ユナ:それもあるけど、人類側すら一枚岩じゃないところが私は気になったな。一部の思惑とニュートン一族、テラフォーマーまで絡むから、共闘すら信用しづらいよ。
サキ:火星の頃より誰を信じればいいか分からないよね! 私は味方が出てきても「この人、本当に最後まで味方?」って疑う癖がついちゃった気がする。
ミコ:その疑いがあるから、燈たちの仲間同士の関係は余計に大事に見えるんだろうね。状況が複雑になるほど、命を預けられる相手がいることが重く感じるよ。
ユナ:むしろ私は、それぞれが何のために戦うのかが前より気になってきた。能力の強さだけじゃなく、持っている側と持たない側の差まで絡んで見えるんだよな。
サキ:難しい話になっても、戦いが始まった瞬間の怖さは昔のままで安心したよ。次のページで誰か倒れててもおかしくない感じ、やっぱりこの作品は怖いよね。
ミコ:人体改造の能力が出るたび、生物の特徴をどう戦闘へ持ち込むのか見る楽しさも戻ってきたよね。絶望的なのに能力が分かると少しワクワクするんだよな。
ユナ:ただ今回は能力バトルだけ追うより、誰が裏で何を狙っているのかも見逃せない感じだった。戦闘が終わっても安心できない構造になってきたと思うんだよね。
サキ:だから疲れるのに読むのを止められないんだよ! 私は敵を一体倒した瞬間より、その後ろに別の敵が見えた時の絶望感の方が頭に残っちゃったな。
最終決戦が近いはずなのに、まだ世界を広げる気なの?
ミコ:戦時下の日本で最終決戦が近づいてるはずなのに、読み終えると物語が畳まれてる感じがあまりしなかったよ。むしろ新しい謎が増えたように感じたな。
ユナ:そこが私は嬉しかったかも。急いで全部を片づけるより、ニュートン一族や各勢力の目的まで掘ってから決着してほしいって気持ちになったんだよね。
サキ:私はちゃんと最後まで見届けたいから、広がるほど少し怖いよ! でも久々にこの世界へ戻ったら、すぐ終わってほしくない気持ちも出てきちゃった。
ミコ:今巻でサムライソードとハンニバルの因縁まで大きな構図につながったから、個々の戦いが最後に集まっていく可能性はありそうだよね。
ユナ:それとは逆に、まだ別々に見える話がどこで接続するのかも気になるな。燈たちと豪華客船側が同じ目的へ収束したら、一気に景色が変わりそうだよ。
サキ:合流するならサムライソードには絶対生きててほしい! 私は今回で一気に応援したくなったから、過去を清算した先の姿までちゃんと見届けたいんだよね。
ミコ:小吉も過去の幻影から解放されたなら、その先で何を選ぶのかが重要になりそうだね。今回の戦いが終点じゃなく、再出発に見えたところも印象的だったよ。
ユナ:そして燈がその小吉を救おうとしたことも、次の関係につながりそうなんだよな。過去を抱えた世代と今を戦う世代がどう並ぶのか、そこを見てみたい。
サキ:やっぱり次巻も怖いけど読みたい! 私は誰が死ぬか怯えるだけじゃなく、ここまで残った人たちが最後に何を守るのか、それをちゃんと見届けたいな。
『テラフォーマーズ』23巻は、小吉救出の緊迫感とサムライソードの壮絶な過去、さらにニュートン一族を巡る謎が重なり、シリーズらしい予測不能さを味わえる一冊でした。
絶望的な能力バトルと、それぞれが背負った因縁の両方を追いたい人には特におすすめです。
最終決戦が迫りながら世界はさらに広がり、小吉や燈の行く先にも新たな余韻が残りました。
次巻では各戦場がどう結びつき、人類とテラフォーマーたちの戦いがどこへ向かうのか期待したいです。
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