あfろ『ゆるキャン△』第18巻では、なでしこ達が群馬旅を楽しむ一方、リンが再び綾乃とツーリングキャンプへ出発します。浜松で合流した二人は、諏訪湖方面を目指してエイプ100とビーノで走ることに。浜北や佐久間ダム、国道152号などを巡る道中には、目的地へ急ぐだけではない二人旅ならではの時間が流れます。さらにリンの祖父や母にまつわる場面もあり、志摩家のバイクとのつながりにも目が向く第18巻。今回は、リンと綾乃のゆるい会話、行き止まりも含めたツーリングの面白さ、旅先の空気やバイクにまつわる印象を、3人がネタバレありで語ります。
作品名:ゆるキャン△ 18
作者:あfろ
出版社:芳文社
発売日:2025年11月12日
リンと綾乃、二人で走ってるだけなのにこの空気がずっと心地いい
ミコ:浜松でリンと綾乃が合流して、そこから二人で諏訪湖方面を目指すのがいいよね。私は目的地より、二人で走ってる時間そのものを眺めていたくなったよ。
ユナ:分かる。私は二人の会話が必要以上に盛り上がらないところが好きだったな。無理にしゃべらなくても成立する距離感が、ツーリングとすごく合ってるんだよね。
サキ:私は綾乃とリンがまた一緒に走ってるだけで嬉しかった! ベタベタ仲良しって感じじゃないのに、二人の間に流れてる空気が妙に落ち着くんだよ。
ミコ:それぞれエイプ100とビーノで走るっていうのも、この二人らしくていいよね。速く移動することより、道中そのものを楽しんでるように私は感じたな。
ユナ:私はむしろ、原付で長い距離を走るからこそ旅の輪郭が濃くなる気がした。車なら通り過ぎそうな場所まで、一つ一つ印象に残る感じがするんだよね。
サキ:そうそう、私なら「まだ着かないの?」ってなりそうなのに、二人を見てると遠回りまで楽しそう! 急がない旅ってちょっと羨ましくなっちゃったよ。
ミコ:何でも効率よく済ませようとすると、こういう時間って真っ先に削られそうだもんね。だから二人のペースを見てると、私は少し肩の力が抜けたよ。
ユナ:それにリンと綾乃って、同じ旅をしていても楽しみ方まで全部一緒には見えないでしょう。その微妙な違いがあるから、二人旅として面白いんだと思うな。
サキ:私はその違いごと居心地よさそうなのが好き! 何か大事件がなくても「今日この二人と一緒に走ったな」って気分になれる巻だった気がするよ。
佐久間ダムに国道152号、行き止まりまで旅の思い出になるのが面白い
ミコ:浜北から佐久間ダム、国道152号と実在する場所や道が出てくると、私は地図を横に置いて追いたくなるんだよね。移動そのものが旅の主役になってる感じ。
ユナ:私はそこに行き止まりが何度も絡むのが妙に印象に残ったな。予定通り進めないことまで含めてツーリングなんだって、二人を見てると思えてくるよ。
サキ:行き止まりって自分だったら絶対「うわー!」ってなるよ! でも漫画でリンと綾乃が走ってるのを見ると、それすら後で笑える旅のネタに見えるの不思議。
ミコ:分かるな。最短ルートを攻略する話じゃないから、道が思い通りにならないことまで景色の一部になるんだよね。私はそういう寄り道感が好きだったよ。
ユナ:佐久間ダムみたいに実際に存在する場所が入ると、バイクに乗らない私でも少し調べたくなったな。作品の外へ興味が伸びていく感じがあるんだよね。
サキ:私は写真を撮りに行くだけでも楽しそうって思った! 本格的なキャンプやツーリングをしなくても、二人が通った場所を見てみたくなるんだよ。
ミコ:初期のキャンプ中心の楽しさとは少し違って、今は移動する過程までかなり細かく味わう作品になってきた気がする。それも今の魅力なんじゃないかな。
ユナ:私は「キャンプ漫画なのにツーリングが長い」と感じる人がいるのも分かるけど、旅とキャンプが地続きになっている今の形も結構好きなんだよね。
サキ:私はテントを張るところだけがキャンプじゃなくてもいいかな! そこへ行くまでに何を見たかまで思い出になるなら、道中が長いのも楽しかったよ。
渋いおじいちゃん再登場! 志摩家とバイクのつながりがやっぱり好き
ミコ:リンのおじいちゃんが出てくると、私はやっぱり嬉しくなるな。リンがバイクで旅する姿を見てきたからこそ、家族とバイクのつながりまで気になってくるよ。
ユナ:それもあるけど、今回は若い頃のリンのお母さんが見られるのも印象的だったな。今のリンだけじゃなく、志摩家の昔へ視線が向くのが新鮮だったよ。
サキ:昔のお母さん、私も「おおっ!」ってなった! リンの家族ってみんな独特の格好よさがあるから、過去がちらっと見えるだけでもテンション上がるよね。
ミコ:おじいちゃんのバイクにまつわるものが今も残されているのを見ると、乗り物って単なる移動手段じゃなく、思い出まで一緒に残るんだなって感じたよ。
ユナ:私はそこからリンがバイクを好きになった背景まで想像したくなったな。全部が家族の影響とは限らないけど、身近にこういう大人がいるのは大きそうだよね。
サキ:それは思う! あのおじいちゃんを見て育ったら、バイクで知らない道へ行きたくなる気持ちも分かる気がする。私までちょっと憧れちゃうもん。
ミコ:今のリンがビーノで綾乃と旅をして、そこへ家族のバイクの記憶が重なるのがいいんだよね。過去と現在が自然につながって見えた気がしたな。
ユナ:ただ、私はこの先リンが何に乗るかを決めつけずに見ていたいかな。バイクそのものより、彼女がどう旅を楽しむのかのほうがやっぱり気になるよ。
サキ:私はどんなバイクでもリンが楽しそうなら見たい! でもおじいちゃんやお母さんまで含めた志摩家のバイク話は、もっと覗いてみたくなっちゃったな。
キャンプだけじゃなく「旅する時間」が主役に、18巻のゆるさはここにあった
ミコ:18巻を読んでると、『ゆるキャン△』の「ゆるさ」ってキャンプの簡単さじゃなく、自分の好きなペースで旅を楽しむことなのかもって私は思ったよ。
ユナ:私はそこ、少し違って見えたな。原付で長距離を走るのは全然ゆるくなさそうだけど、二人が互いを急かさないから空気だけはずっとゆるいんだよね。
サキ:それ分かる! やってることは結構大変そうなのに、リンと綾乃を見てると「いい休日だなあ」って感じるの。私なら途中でへとへとになりそうだけどね。
ミコ:今回はなでしこ達の群馬旅と並行しつつ、かなりリンと綾乃のツーリングへ寄った巻だから、いつもの全員集合とはまた違う味になっていたと思うな。
ユナ:そうだね。私は人数が少ないぶん、二人の間や移動中の時間をじっくり味わえた気がする。静かな時間を退屈にしないのが、この作品らしいんだよね。
サキ:私はなでしこがもっと見たい気持ちもちょっとあったよ! でもリンと綾乃の旅をここまで追うなら、この二人だから出る空気を楽しもうって切り替わったな。
ミコ:それに今回のツーリングキャンプは次巻へ続くから、一冊で旅を急いで畳まないのも納得だったよ。長い道のりそのものを味わう構成に見えたな。
ユナ:私はその長さも含めて、実際の旅行に近い感覚がしたよ。目的地だけ切り取るんじゃなく、道に迷ったり立ち止まったりする時間まで残っているからね。
サキ:だから読み終わると、遠くへ行かなくてもどこかに出かけたくなるんだよね! 私は近場でもいいから、のんびり寄り道する休日を作りたくなったよ。
『ゆるキャン△』18巻は、リンと綾乃のツーリングを通して、目的地だけでなく「そこへ向かう時間」まで楽しませてくれる一冊でした。浜北や佐久間ダム、国道152号などを巡る道のりや、行き止まりさえ旅の一部になる二人の空気が印象的です。さらにリンの祖父や母を通して志摩家とバイクのつながりを感じられるのも見どころ。キャンプだけでなく旅そのものをのんびり味わいたい人におすすめで、次巻へ続くリンと綾乃のツーリングを引き続き見守りたくなります。









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