吉田修一先生の小説を原作に、三国史明先生が漫画で描く『国宝』第6巻が、2026年10月30日頃に発売予定です。
任侠の家に生まれながら、歌舞伎の世界へ足を踏み入れた立花喜久雄。
そして、歌舞伎の名門・丹波屋に生まれた俊介。
生まれも境遇も違う二人が同じ芸の世界で出会い、競い、離れ、それでも歌舞伎に人生を懸けていく――。
華やかな舞台の裏側にある執念、嫉妬、葛藤、そして芸に魅せられた人間たちの生き様を描く大河ドラマです。
前巻となる第5巻では、丹波屋を離れた喜久雄と、芸を磨き続ける俊介、それぞれの覚悟が新たな動きを生み始めました。
血筋なのか、才能なのか。それとも、芸にすべてを捧げる覚悟なのか。
二人の人生がこの先どこへ向かっていくのか、第6巻も見逃せません。



極道に生まれ、歌舞伎に魅せられた立花喜久雄
『国宝』の中心にいるのは、任侠の一門に生まれた立花喜久雄です。
本来なら歌舞伎とはまったく異なる世界で生きていたはずの少年が、数奇な運命によって芸道へ足を踏み入れることになります。
そこで喜久雄を待っていたのは、華やかな舞台だけではありません。
歌舞伎という伝統の世界。
芸の才能。
家柄や血筋。
師弟の関係。
そして同じ舞台を目指す者同士の競争。
どれほど芸に打ち込んでも、自分の力だけではどうにもならないものがある世界で、喜久雄は舞台に立とうともがき続けます。
「自分には何があるのか」「何を差し出せば舞台に立てるのか」。
芸に魅せられた喜久雄が人生そのものを懸けて進んでいく姿が、本作を強烈に引っ張っています。
喜久雄と俊介――“芸才”と“血筋”が交錯する二人の人生
喜久雄と並んで、物語の重要人物となるのが俊介です。
任侠の家に生まれた喜久雄に対し、俊介は関西歌舞伎の名門・丹波屋の跡取り。
歌舞伎の世界で生きることを考えれば、俊介には「血」があります。
しかし、『国宝』は血筋だけで簡単に道が決まる物語ではありません。
同じ芸を学び、互いを意識しながら成長してきた喜久雄と俊介。
二人の間には友情だけでも、単純なライバル関係だけでも説明できないものが積み重なっていきます。
近づくこともあれば、離れることもある。
それでも二人をつないでいるのは、歌舞伎という芸に魅せられてしまったことです。
異なる生まれを持つ二人が、同じ舞台を求め続ける。
その人生が交差するたび、物語の熱量も増していきます。
第5巻では二人がそれぞれの場所で“芸”を追い続ける
第6巻を待つ前に押さえておきたいのが、前巻となる第5巻です。
出奔したことへの負い目も抱えながら、ひたすら芸を磨き続ける俊介。
一方、丹波屋を離れた喜久雄には、思うように踊れる舞台がありません。
それでも舞台を求め、頭を下げながら、自分が芸を披露できる場所を探していきます。
歌舞伎役者にとって、どれほど才能があっても舞台に立てなければ芸を見せることはできません。
それでも諦めず、自分の居場所を求める喜久雄。
そして自らの芸を磨き続ける俊介。
置かれた場所は違っても、二人とも歌舞伎から離れることができない。
そんな覚悟と執念が、歌舞伎界へ新しい動きを生み始めます。
その先を描く第6巻では、二人の芸道がどのように進んでいくのかが気になるところです。
華やかな舞台の裏にある“生き様”を漫画で味わう
本作は、吉田修一先生による小説『国宝』のコミカライズ作品です。
原作が描くのは、芸道に身も心も捧げた男の一代記。
それを三国史明先生が、漫画ならではの画面で描いています。
歌舞伎は舞台上の所作や視線、衣裳、立ち姿など、視覚から伝わってくるものも大きい世界です。
漫画版では、人物たちの感情だけでなく、彼らが命を懸ける「舞台」を絵で追えることも魅力。
舞台上の華やかさと、その場所へ立つために積み重ねられてきた苦悩。
表と裏の両方を追いながら、喜久雄たちの人生を味わうことができます。
原作小説を読んだ方にとっても、漫画という別の表現を通して『国宝』の世界に触れられる作品です。
原作・映画で『国宝』を知った人にも、今から追いやすいコミック版
『国宝』という作品を、小説や映像作品をきっかけに知った方も多いかもしれません。
コミック版は2024年に第1巻が刊行され、2026年4月には第5巻が発売。
そして10月には第6巻が発売予定です。
長編作品ではありますが、コミックスとしてはまだ一桁巻数。
そのため、「『国宝』が気になっているけれど、漫画版はまだ読んでいない」という方が第1巻から追いつくにもいいタイミングです。
すでに原作を知っていれば、「この人物や舞台を漫画ではどう描くのか」という楽しみ方ができます。
反対に漫画から入るなら、喜久雄の人生を絵とともに追いながら、『国宝』という壮大な物語へ入っていくことができます。
原作を知っている人にも、これから『国宝』に触れる人にも、それぞれ違った読み方ができるコミカライズです。
国宝 6
- 原作:吉田修一
- 作画:三国史明
- 発売日:2026年10月30日頃
- レーベル:ビッグコミックス
- 出版社:小学館
- 発行形態:コミック
- ISBN:9784098641444
『国宝』第6巻は、2026年10月30日頃発売予定で、現在予約受付中です。
任侠の家に生まれながら歌舞伎に魅せられた喜久雄と、名門・丹波屋の血を受け継ぐ俊介。
異なるものを背負いながらも、二人は同じ芸の世界で自らの人生を懸け続けています。
前巻では、それぞれが置かれた場所で芸を磨き、舞台を求め、その覚悟と執念が新しい風を生み始めました。
血筋と芸才、友情と競争、栄光と挫折――そのすべてを飲み込みながら進んでいく喜久雄たちの人生は、この先どこへ向かうのか。
第6巻の詳しいあらすじはまだ明らかになっていませんが、原作や映画をきっかけに『国宝』の世界に惹かれた方も、漫画版を追い続けている方も、10月30日頃の発売に向けて今からチェックしておきたい一冊です。






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