水辺チカ作画、星彼方原作、ペペロンキャラクター原案『悪食令嬢と狂血公爵 〜その魔物、私が美味しくいただきます!〜』第13巻では、ユグロッシュ塩湖を舞台に巨大な百足蟹との大規模な討伐戦が展開します。
メルフィエラは後方支援部隊で料理人たちと食事の準備を手伝い、前線ではアリスティードたちが複数の心臓を持つ超巨大な個体と激突。
しかも奮闘する理由には、メルフィエラへ美味しい百足蟹を届けたいという思いもあります。
この記事では、前線と後方に分かれた二人や百足蟹をめぐる戦いなど、印象に残ったポイントを3人がネタバレありで語ります。
作品名:悪食令嬢と狂血公爵 〜その魔物、私が美味しくいただきます!〜(13)
作者:水辺チカ(著)、星彼方(原著)、ペペロン(著)
出版社:講談社
発売日:2026年06月30日
巨大な百足蟹なのに「美味しそう」が頭をよぎるの、この作品だけでは?
ミコ:ユグロッシュ塩湖で巨大な百足蟹との討伐が始まった時、危険な魔物なのに「これを食べるんだよね」って意識が離れなくて、私は妙な気分になったよ。
ユナ:その感覚は分かるけど、私は百足蟹って名前の時点で普通の蟹を想像できなくなったな。食材として見るメルフィエラの好奇心って、やっぱり独特だと思ったよ。
サキ:私は蟹なのに百足なの!?ってところでまず引っかかったよ! 美味しいものへの期待と見た目を想像した時のぞわぞわが同時に来て、感情が忙しかったな。
ミコ:その奇妙さまで含めて食べようとする世界なのが面白いんだよね。普通なら討伐対象で終わる魔物が、メルフィエラがいるだけで食材としても見えてくるんだもん。
ユナ:でも今回は、食べたい気持ちだけじゃなく大掛かりな討伐戦なのも忘れられなかったな。魔物食の楽しさと戦闘の危険さが同じ百足蟹に重なって見えたよ。
サキ:危険なのに美味しさまで考えてるの、やっぱりすごいよね! 私なら死骸を見ても食欲なんて湧かなそうなのに、この作品だと料理される姿まで気になっちゃう。
ミコ:そこが慣らされてきた感じあるよね。メルフィエラの魔物食への探究心を見てきたから、百足蟹と聞いても「どう食べる?」が自然に浮かぶ自分にちょっと笑った。
ユナ:私は逆に、食材になるからこそ魔物そのものへの興味も増したかな。複数の心臓を持つ超巨大個体まで出てくると、生態の異質さにも目が向いちゃったよ。
サキ:複数の心臓って聞いた瞬間、私は美味しそうより怖いが勝った! それでも最終的に食の話へつながるのが、この作品のぶれなさだなって妙に感心したよ。
メルフィエラは後方へ、料理人に交ざって支える姿がなんだか新鮮
ミコ:今回はメルフィエラが前線へ突っ込むんじゃなく、後方支援部隊で料理人に交ざって食事を準備しているのが、私はいつもと違う頼もしさに見えたんだよね。
ユナ:その役割、私はかなり好きだったな。討伐って戦う人だけで成立するわけじゃないし、食事を用意することも大人数が動くためには欠かせない仕事に感じたよ。
サキ:私は料理人に交ざってるメルフィエラって聞くだけで似合う!ってなったよ。魔物料理への情熱とは少し違っても、食に関わる場所にいるのがしっくりきたな。
ミコ:似合うよね。それにアリスティードと別々の場所で、それぞれが討伐に関わっているのも印象的だった。二人が同じことをしなくてもつながって見えたよ。
ユナ:私はそこ、役割分担として見てたかな。アリスティードたちが前線で戦い、後方では食事を準備する人たちがいるって、大掛かりな討伐らしい広がりを感じたな。
サキ:役割が違うからこそ、私はアリスティードがメルフィエラの許へ美味しい百足蟹を届けようと奮闘するのにきゅんとしたよ。戦いの理由が彼らしいよね!
ミコ:それ、討伐の緊張感の中に二人らしい温度が混ざるんだよね。ただ倒すだけじゃなく「美味しいものを届ける」が加わると、急にこの作品の戦いになる感じ。
ユナ:でも私は、その理由が微笑ましいほど前線の厳しさとの落差を感じたよ。相手は複数の心臓を持つ超巨大個体だし、目的の可愛さだけでは読めなかったな。
サキ:確かに相手を考えると軽くないよね。それでもメルフィエラに美味しい百足蟹をって気持ちが戦いに混ざってるの、二人の関係らしくて私は嬉しくなったよ。
心臓が複数ある超巨大個体! アリスティードたちの前線が物騒すぎる
ミコ:アリスティードたちが超巨大な百足蟹と激突するだけでも大変なのに、そいつが心臓を複数持っているって分かったところで、私は一気に緊張が増したよ。
ユナ:私は「大きいから強い」だけじゃないのが気になったな。心臓が複数あるっていう身体の特徴まで出てくると、普通の生き物とは違う魔物らしさを感じるよね。
サキ:そこは本当に怖かった! 百足蟹ってだけでも十分なのに、超巨大で心臓まで複数って盛りすぎじゃない?って、読んでる私まで前線から逃げたくなったよ。
ミコ:その規格外な相手へアリスティードたちが挑んでいる一方で、後方ではメルフィエラが食事を準備しているのが、私は討伐全体の大きさを感じられて好きだったな。
ユナ:前線だけ追うより、別の場所で支える人たちがいることで戦いの規模が見えるんだよね。私はメルフィエラとアリスティードが離れて動く構成も新鮮に感じたよ。
サキ:離れてるのに「美味しい百足蟹を届ける」ってところでつながるのがいいんだよ! 私はそこを知ったら、アリスティードの奮闘を見る気持ちまで変わっちゃった。
ミコ:分かる。ただ強敵を倒す使命感だけじゃない目的が混ざっているから、戦闘中でも二人の日常が遠くならないんだよね。その距離感が私は好きだったよ。
ユナ:私はむしろ、そんな個人的な思いと大規模討伐が同時に成立する世界観が面白かったな。恋愛だけにも戦闘だけにも寄らない、この作品らしい組み合わせだよね。
サキ:そこに最後は食まで入ってくるんだから欲張りだよね! 私は怖い魔物を見ながらお腹のことまで考えさせられる、この妙な読書体験がクセになってるよ。
戦う公爵と食を愛する令嬢、二人の組み合わせが今回も強すぎる
ミコ:メルフィエラが魔物を美味しく食べることに情熱を注いで、アリスティードが魔物討伐の前線に立つって、改めて考えると本当に相性のいい二人だよね。
ユナ:相性はいいけど、私は単純な役割の補完だけじゃないと思うな。今回は別々の場所にいても、それぞれ自分のできることをしているところが印象に残ったよ。
サキ:私はやっぱり「美味しい百足蟹をメルフィエラに届ける」っていうアリスティード側の動機に弱いよ! 魔物討伐と愛情表現が一緒になるの、二人ならではだよね。
ミコ:その二人ならではって大きいよね。魔物料理について語れるメルフィエラだからこそ、討伐した魔物を届けることまで特別な意味を持つように感じられるんだよ。
ユナ:でも私はメルフィエラが待っているだけじゃなく、後方で食事の準備を手伝っているのも好きだな。それぞれの場所で役割を持っている関係に見えたから。
サキ:そう考えると二人とも本当に食と戦いから離れないね! 大変な討伐なのに、食事や美味しさがちゃんと物語の真ん中にあるところで私はほっとしたよ。
ミコ:ほっとするの分かるな。巨大魔物との戦闘があっても作品の軸が変わらず、メルフィエラの食への好奇心へ戻ってくるから、重くなりすぎないんだよね。
ユナ:私はその好奇心とアリスティードの戦う力が、今巻でも別方向から噛み合っているのが楽しかった。二人の個性を消さずに関係が見えるのがいいな。
サキ:結局そこが好きなんだよね! 魔物が怖くても食べ物として興味を持つメルフィエラと、それに応えるアリスティードの関係を、この先ももっと見ていたいよ。
『悪食令嬢と狂血公爵』13巻は、巨大な百足蟹をめぐる大規模討伐と、作品ならではの魔物食が一緒に楽しめる一冊でした。
後方で料理人たちを手伝うメルフィエラと、複数の心臓を持つ超巨大個体へ挑むアリスティードたちという役割の違いも印象的。
さらに「美味しい百足蟹を届ける」という二人らしいつながりもおすすめポイントです。
恋愛、バトル、グルメが自然に混ざり合う魅力が、この先どんな魔物や料理と結びついていくのか期待したいです。










