末次由紀先生が描く『ちはやふる plus きみがため』第7巻が、2026年9月11日に発売されます。
千早たちが卒業した後の瑞沢高校かるた部を舞台に、新たな世代の青春と競技かるたを描く『ちはやふる』の続編。
第7巻で長良凛月たちを待ち受けるのは、強豪富士崎高校との戦いです。
しかも富士崎は、凛月にとって単なる対戦校ではありません。
そこは、亡き母・和泉がかつて通っていた高校。
母との記憶を胸にかるたを続けてきた凛月にとって、特別な意味を持つ相手との対決がついに始まります。
亡き母・和泉の母校――富士崎高校との戦いが開幕
第7巻最大のポイントとなるのが、瑞沢と富士崎高校の対決です。
『ちはやふる』からシリーズを読んできたファンにとって、富士崎高校はおなじみの強豪校。
しかし『plus きみがため』の主人公・長良凛月にとっては、競技上の強敵というだけではありません。
富士崎は、亡くなった母・和泉の母校でもあります。
全国制覇を目指して戦う一人の選手としての思いと、母につながる場所を前にした一人の息子としての思い。
二つの感情が重なることで、第7巻の富士崎戦は凛月にとってこれまで以上に大きな意味を持つ勝負となります。
凛月の前に立ちはだかるA級選手・藤原想
そんな凛月の対戦相手となるのが、富士崎高校の藤原想。
藤原はA級選手であり、柔軟性を生かしたしなやかな取りを武器とする実力者です。
対する凛月も、ここまで仲間たちとともに競技かるたへ向き合い、全国という舞台を目指して成長してきました。
しかし藤原の取りは、凛月を翻弄していきます。
競技かるたでは、札を覚える力や反応速度だけでなく、相手の特徴を読み、自分の取りをどう組み立てるかも重要になります。
自分とは違うスタイルを持つA級選手に、凛月はどう対応するのか。
技術面でも見応えのある一戦になりそうです。
まったく違う二人なのに、胸の内には同じものがある
凛月と藤原は、かるたのプレースタイルが異なる選手です。
しかし、そんな二人にはある共通した意識があります。
それは、ただきれいに勝ちたい、良い試合をしたいという気持ちだけではありません。
それぞれが自分の中に抱えている誰かへの思いや、かるたを取る理由。
違う道を歩んできた二人が、札を挟んで向かい合ったとき、思いが思わぬ形で重なっていきます。
第7巻に掲げられた「共鳴」という言葉も、この対決を読むうえで気になるポイントです。
敵同士だからこそ、対戦することで初めてわかることがある。
競技かるたを通じて人と人の感情がつながっていく、『ちはやふる』らしい勝負が期待されます。
「かるたで、ぶちのめしてやる」――その強い思いは誰のため?
今回の紹介で、特に印象に残るのが「かるたで ぶちのめしてやる」という強烈な言葉です。
競技かるたは、静かな畳の上で行われる競技。
しかし札を巡る一瞬の攻防には、選手たちが積み重ねてきた努力や意地、悔しさ、そして誰かへの思いが込められています。
凛月と藤原が抱く強い感情も、単純な勝利への執念だけではなさそうです。
なぜ相手を倒したいのか。
なぜ、そこまでして勝ちたいのか。
そして、その思いは「誰がため」なのか。
シリーズタイトルにも重なるこの問いが、第7巻の富士崎戦をより特別なものにしています。
凛月にとって“母”と“かるた”が交わる重要な一戦
『ちはやふる plus きみがため』では、競技としてのかるただけでなく、凛月が抱えてきた家族への思いも物語の重要な軸になっています。
だからこそ、亡き母・和泉の母校である富士崎との対戦には大きな意味があります。
母がかつて過ごした場所につながる相手と、今度は自分自身が選手として向き合う。
それは全国大会を勝ち進むための一試合であると同時に、凛月自身がこれまで抱えてきた感情と向き合う時間にもなっていきそうです。
母のためなのか。仲間のためなのか。それとも自分自身のためなのか。
タイトルにある「きみがため」という言葉が、凛月の物語とどう重なっていくのかにも注目です。
千早たちの卒業後を描く、新たな『ちはやふる』
『ちはやふる plus きみがため』の舞台は、千早や太一たちが卒業した後の瑞沢高校かるた部。
主人公の長良凛月は、競技かるたで高校全国大会優勝を目指しています。
しかし、かつて千早たちが在籍していたころとは部の状況も異なり、物語開始時点の瑞沢にはA級選手が一人だけ。
そんな環境の中でも、凛月たちは一人ひとりがかるたと向き合いながら成長してきました。
前作の世界と歴史を受け継ぎながら、ただ同じ物語を繰り返すのではなく、新しい世代には新しい世代の悩みや戦う理由がある。
第7巻の富士崎戦は、そんな『plus きみがため』ならではの物語を強く感じられる一戦になりそうです。
累計2800万部突破の『ちはやふる』、その先の青春へ
『ちはやふる』は、競技かるたを題材に、勝負、友情、恋、家族、そして一人ひとりの人生を描いてきた青春漫画です。
本編完結後、その世界を次の世代へとつないだのが『ちはやふる plus きみがため』。
千早たちが築いてきた瑞沢高校かるた部の歴史を受け継ぎながら、凛月たちが自分たち自身の瑞沢を作ろうとしています。
シリーズは累計2800万部を突破。
前作を知っているからこそ感じられるつながりと、新世代の物語だからこそ生まれる新鮮さ。その両方を楽しめるのが本作の魅力です。
そして第7巻では、前作から続く強豪・富士崎と、新主人公・凛月の家族の物語が交差します。
『ちはやふる』から続く歴史と、『plus きみがため』だから描ける物語が重なる一冊として注目です。
ちはやふる plus きみがため 7
- 著者:末次由紀
- 発売日:2026年9月11日
- シリーズ:ちはやふる plus きみがため
- レーベル:BE LOVE KC
- 出版社:講談社
- 価格:594円(税込)
- ページ数:176ページ
- ISBN:9784065448908
『ちはやふる plus きみがため』第7巻は、2026年9月11日発売。
亡き母・和泉の母校である富士崎高校との因縁の対決が始まり、凛月はA級選手・藤原想と札を挟んで向かい合います。
異なるスタイルでかるたを取る二人。それでも、その胸にはどこか重なる強い思いがある。
なぜ勝ちたいのか。その勝利は、いったい誰のためなのか。
競技かるたの勝負だけでなく、凛月自身の家族への思いや成長にも踏み込んでいく第7巻。新世代の瑞沢を追い続けている方は、発売前に予約しておきたい一冊です。

























