山田こもも先生が描く大正溺愛ファンタジー『火の神さまの掃除人ですが、いつの間にか花嫁として溺愛されています』第9巻が、2026年9月10日にいよいよ発売されます。
今回の舞台は、なんと50年前の火蔵御殿。
怪しい影・空亡とともに時空を超えてしまった小夜が出会ったのは、先代火の神・金剛と、まだ若く未熟だった頃の鬼灯でした。
現在では小夜を深く愛する夫である鬼灯。しかし50年前の彼にとって、小夜はまだ見知らぬ女性。
最初はぶっきらぼうな態度を見せていた若き鬼灯ですが、火蔵御殿で生活を共にするうちに、少しずつ小夜へ心を惹かれていきます。
小夜を失った現在の鬼灯と、未来の妻とは知らず小夜に惹かれていく過去の鬼灯。
まさに「鬼灯の恋敵は鬼灯!?」という、タイムスリップだからこそ生まれる恋の行方が気になる第9巻です。
小夜がたどり着いたのは50年前の火蔵御殿
第9巻で物語は大きく動きます。
小夜が空亡とともに時空を超えてたどり着いたのは、今から50年前の火蔵御殿でした。
そこにいるのは、先代火の神・金剛。
そして、現在の小夜がよく知る鬼灯とは異なる、まだ若く未熟だった頃の鬼灯です。
金剛の計らいによって、小夜はしばらく火蔵御殿で過ごすことになります。
つまり小夜にとっては、愛する夫の「過去」と直接向き合うことになる時間。
現在の鬼灯がどのような過去を経て今の彼になったのか。若き日の鬼灯や先代火の神・金剛との関係など、これまでとは違った角度から鬼灯という人物を知ることができそうな新章です。
未来の妻とは知らず、“若き鬼灯”が小夜に惹かれていく
そして第9巻で特に注目したいのが、若き鬼灯と小夜の関係です。
現在の二人は、さまざまな困難を乗り越えて愛を育んできた夫婦。
しかし、50年前の鬼灯は当然ながらそんな未来を知りません。
目の前にいる小夜が、未来で自分の妻となる女性だとは知らないのです。
当初は小夜に対してぶっきらぼうな態度ばかり見せる若き鬼灯。
ところが、生活を共にして彼女の人柄に触れていくうちに、その気持ちは少しずつ変化していきます。
そして若き鬼灯は、小夜へ惹かれ始める――。
未来では夫婦なのに、過去ではまだ出会ったばかり。
小夜は未来の鬼灯を愛している一方、若き鬼灯から見れば初めて芽生えていく想いです。
時間を隔てた「同じ人」を巡って生まれる、なんとも不思議な恋模様。
公式が掲げる「鬼灯の恋敵は鬼灯!?」という言葉がぴったりの展開になっています。
一方、現在の鬼灯は“小夜を失った”状態に
過去の鬼灯が小夜との時間を過ごしている一方で、忘れてはいけないのが現在の鬼灯です。
突然時空を超えてしまったことで、小夜は現在の鬼灯のもとから姿を消した状態になっています。
小夜が50年前の火蔵御殿で若き鬼灯と過ごしていることを、現在の鬼灯はどう受け止めるのでしょうか。
そして、離れ離れになった二人は再び同じ時間へ戻ることができるのか。
これまで小夜を大切にしてきた鬼灯だからこそ、小夜を失った彼がどう動くのかも見逃せないところです。
すべての元凶・空亡がついに姿を現す
しかし、第9巻は若き鬼灯との恋模様だけを楽しめる展開ではありません。
小夜を時空を超えた世界へ連れ去った張本人、空亡がついに姿を現します。
しかも空亡は、小夜に対して理不尽な要求を突きつけることに。
その目的は何なのか。
なぜ小夜を50年前へ連れてきたのか。
そして小夜に何をさせようとしているのか。
現時点で明らかにされている情報だけでは、その要求の具体的な内容や空亡の狙いまではわかりません。
だからこそ、過去の鬼灯との出会いと空亡の目的がどう結びついていくのかが気になります。
新章「藤の花と夜の神」が一気に緊迫
第9巻で本格的に動き出す新章「藤の花と夜の神」。
小夜を失った現在の鬼灯。
未来の妻とは知らず、小夜に惹かれていく50年前の鬼灯。
小夜を連れ去り、目的を果たすためなら手段を選ばない空亡。
そして、時を超えたことでそのすべてに巻き込まれていく小夜。
登場人物それぞれの想いと目的が重なり、新章は一気に緊迫していきます。
特に面白いのは、現在と過去に存在する“二人の鬼灯”が、それぞれ違った形で小夜を想う構図。
同一人物だからこそ、小夜が若き鬼灯と出会うことが現在や未来にどんな意味を持つのかも気になるところです。
恋愛面だけでなく、鬼灯の過去や火蔵御殿の歴史にも踏み込んでいきそうな、シリーズの中でも重要な新章になりそうです。
“溺愛される花嫁”になるまでの物語を知っているからこそ面白い
本作の主人公・小夜は、物が発する言葉にならない声を聞くことができる〈蝶の耳〉という能力を持つ女性です。
異能を用いて神々を喜ばせる巫の家に生まれながら、その力を評価されず、家族から虐げられてきた小夜。
やがて家を追われた彼女は異界へと売られ、そこで火の神・鬼灯と出会います。
周囲からは醜く恐ろしい存在として忌み嫌われていた鬼灯ですが、小夜の目には強く美しい男神として映っていました。
掃除人として鬼灯の屋敷に入り、やがて契約花嫁となり、少しずつ愛を育てていく二人。
そんなこれまでの関係を知っているからこそ、「まだ小夜を知らない若き鬼灯が、それでも彼女に惹かれていく」という第9巻の展開がより印象的に感じられます。
50年という時間を超えても、鬼灯は再び小夜に心を動かされるのか――。
シリーズを追ってきた読者ほど、その過程を見届けたくなる一冊です。
火の神さまの掃除人ですが、いつの間にか花嫁として溺愛されています 9
- まんが:山田こもも
- 原作:浅木伊都
- キャラクター原案:SNC
- 発売日:2026年9月10日
- シリーズ:火の神さまの掃除人ですが、いつの間にか花嫁として溺愛されています
- レーベル:フラワーコミックス
- 出版社:小学館
- 価格:770円(税込)
- 判型:B6判
- ページ数:176ページ
- ISBN:9784098735600
『火の神さまの掃除人ですが、いつの間にか花嫁として溺愛されています』第9巻は、2026年9月10日、いよいよ発売です。
50年前の火蔵御殿へ飛ばされた小夜と、未来の妻とは知らずに彼女へ惹かれていく若き鬼灯。
一方、現在の鬼灯は愛する小夜を失い、さらにすべての発端となった空亡もついに小夜の前へ姿を現します。
「鬼灯の恋敵は鬼灯!?」という時を超えた恋模様と、空亡を巡る緊迫した展開が同時に動き出す第9巻。
発売まであとわずか。小夜と“二人の鬼灯”を巡る新章「藤の花と夜の神」の続きをすぐに読みたい方は、9月10日の発売に向けて今のうちに予約を済ませておきたいですね。

























