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鵺の陰陽師15巻の感想・ネタバレ|千年前の重さから恋の熱まで、感情が追いつかない一冊!

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『鵺の陰陽師』15巻は、陰陽師として戦う学郎たちの物語に、千年前の鵺の記憶と恋模様が大きく重なる一冊です。
最終種目のリレーで拿月が垣間見たのは、鵺の最初の契約者・菅屋月歌をめぐる過去。
月歌と鵺、空亡の関係や、月歌が姿形を変えられ異空間に封印された経緯が描かれる一方、高級リゾート島ではヒロインたちとのバカンスや町田と学郎の距離感も印象を残します。
この記事では、過去編の重さ、恋愛パートの甘さ、鵺と空亡の戦い、単行本のおまけまで、読了直後の三人がネタバレ込みでじっくりと語り合います。

作品名:鵺の陰陽師 15
作者:川江康太
出版社:集英社
発売日:2026年06月04日

千年前の記憶が重すぎる…月歌を知って鵺と空亡の見え方が変わった

ミコ:拿月が千年前の鵺の記憶を見る流れ、体育祭のリレーから一気に空気が変わって驚いた。月歌の話へ入る切り替わりが強くて、ページをめくる手が止まらなかったよ。
ユナ:その切り替わりは私もびっくりしたけど、月歌が鵺だけじゃなく空亡とも友誼を結んでいた事実のほうが残ったな。単純な敵味方では収まらない過去に見えて、印象が変わった。
サキ:関係が近かったと分かるぶん、月歌が姿形を変えられて異空間に封印されたところは重かった。直前までの距離感を知ってから読むと、私はあの事実がかなり刺さったよ。
ミコ:重さで言うと、鵺の最初の契約者が月歌だったことまで含めて、今までの鵺の見え方が少し変わった気がする。千年前を知ることで、現代の物語にも厚みが出た感じ。
ユナ:でも私は鵺本人より、空亡と月歌の関係が意外だったかな。戦いの相手として名前を見ていた空亡に、友誼を交わす時期があったと知ると、過去編の温度が急に複雑になる。
サキ:そこより私は、重い過去を読んだ直後に高級リゾート島へ行く振れ幅で感情が追いつかなかった!あの落差、しんどさを引きずる暇もなく景色が変わる感じで笑っちゃった。
ミコ:あの急カーブは確かにすごいよね。シリアスを抱えたままバカンスへ移るから、別作品みたいなのに鵺らしさは消えない。その混ざり方が、この巻の読み味を決めてた気がする。
ユナ:私は逆に、その落差があるから千年前の重さが薄まらず残ったな。楽しい場面を読んでいても月歌の件を思い出す瞬間があって、明るさだけに振り切れない感じが面白かった。
サキ:そういう余韻は分かるけど、私は水着回に入った瞬間の「本当にここへ行くんだ!」って気分が忘れられない。重さと華やかさを同じ一冊で浴びて、読後の情報量がすごかったよ。

町田が一気に近い!学郎と拿月も絡んで恋の空気がぐっと熱くなる

ミコ:リゾート島に着いてからは、町田のヒロイン感が一段上がったのが印象的だった。過去編の直後なのに、今度は人間関係の距離でドキドキさせてくるのが忙しくて楽しい。
ユナ:町田の変化は分かるけど、私は拿月がズレ気味の学郎を軌道修正する役回りなのが好きだったな。恋愛の空気に流されるだけじゃなく、学郎へ働きかけるところが彼女らしい。
サキ:拿月のその立ち位置があるからこそ、町田と学郎の距離が近い場面が余計に目立った気がする!二人のやり取り、今までよりぐっと甘く見えて、私はそこで一気にテンション上がった。
ミコ:甘さが増しても学郎がただ振り回されるだけじゃなく、決めるところでは決めるのがいいんだよね。恋愛寄りの場面でも主人公として芯が見えるから、やり取りが締まって見えた。
ユナ:むしろ私は、その芯があるから学郎のズレたところも笑えるんだと思う。拿月が修正に回る構図も、本人が頼りないだけには見えなくて、三人の空気に軽さを足していた感じ。
サキ:軽さなら、バカンスの華やかさ自体がもう楽しかったよ。千年前の重い話を読んだ後だから、水着姿のヒロインたちが並ぶだけで画面の温度が一気に上がったように感じた!
ミコ:その華やかさの中でも町田が埋もれなかったのが面白いね。ヒロインが多い作品なのに、この巻では町田のやり取りを読み返したくなるくらい、個人の色が強く出ていた気がする。
ユナ:それもあるけど、拿月もちゃんと別方向で印象を残してるんだよね。学郎への接し方が町田とは違うから、同じ恋の場面でも空気が変わって、ヒロイン同士の差が見えやすかった。
サキ:だから私は誰か一人だけを見るより、反応の違いを追うのが楽しかったな。甘い町田、軌道修正する拿月、そこに学郎のズレが入って、会話の温度差まで含めて好きだったよ。

恋だけじゃ終わらない!鵺と空亡の戦いで一気に引き戻される緊張感

ミコ:恋愛の印象が強い一方で、鵺と空亡の戦いが入るとやっぱり作品の軸が戻ってくる感じがした。千年前の関係を知った後だから、ただ派手なバトルとしては読めなかったな。
ユナ:その感覚は近いけど、私は戦いそのものより背景が先に頭へ浮かんだよ。月歌が二人と友誼を結んでいたと知っているぶん、鵺と空亡が向き合う構図に重さを感じやすかった。
サキ:私は逆に、重い背景を抱えながら絵が崩れずバトルの勢いが出ているのが気持ちよかった!シリアスな情報が多いのに、画面ではちゃんと動きの強さを味わえるのがうれしい。
ミコ:絵の安定感は確かに大きいね。過去の情景からリゾートの明るさ、さらに戦いまで振れ幅があるのに、人物の見分けや空気が散らからず読めるのは強みだと思った。
ユナ:でも、その振れ幅自体は好みが分かれそうとも感じたな。私は急に明るくなるのを楽しめたけど、月歌の重い事情をもう少し引きずって読みたい人もいそうな切り替えだった。
サキ:そこは分かる、私はむしろ落差が大きいほど「鵺を読んでる!」って気分になったよ。重さで沈んだ直後に笑いや恋が来るから、感情を何度も揺らされるのが妙に癖になる。
ミコ:その癖になる感じ、バトルとラブコメが別々じゃなく同じ巻で加速するからかもね。片方だけを待つ時間が少なくて、読んでいる間ずっと何かしら温度が動いていた印象。
ユナ:もっと言えば、お色気まで強くなるから一冊の密度がかなり高いんだよね。私は全部を同じ熱量では追わないけど、場面ごとに違う楽しみ方ができる構成は面白かった。
サキ:私はその全部盛りが好き!特に千年前の話で胸が重くなったあと、リゾートの空気で一気に解放される感覚が残った。振り回されたのに、読み終えると妙に満足感があったよ。

本編を読み切っても終われない!おまけとカバー裏まで見逃せない15巻

ミコ:本編だけでも密度が高いのに、単行本のおまけが補完として入るのも嬉しかったな。前の巻あたりから、本筋を邪魔せず人物や場面をもう一度味わえる感じが強まってる。
ユナ:おまけは私も好きだけど、カバー裏まで含めて単行本で読む楽しさがあるのがいいね。本編を読み終えたあとに少し違う角度の材料が足されて、すぐ閉じる気になれなかった。
サキ:そういえば初期案の迷子のギャル、デザインを見た瞬間かなり目を奪われた!本編に出ていない案だからこその自由さもあって、こういう資料を見られるのが単行本のご褒美だよ。
ミコ:あの初期案まで載ると、完成した本編とは別に制作の広がりも感じられるよね。採用されなかったデザインでも目に残るし、キャラ作りの別ルートを想像せず眺めるだけで楽しい。
ユナ:私は逆に、派手な初期案より本編を補うおまけのほうをじっくり読んだな。短い追加要素でも、本編で見た人物同士の距離をもう一度確かめられるのが単行本らしくて好き。
サキ:その余韻を楽しんでからカバー裏まで行くと、まだ何かあるのが嬉しいんだよね!192ページ読み切った後なのに、最後まで遊びを仕込んでくる感じで得した気分になった。
ミコ:最後まで読む楽しさが続くのは大きいね。シリアスな過去、恋愛、バトルと本編でかなり振られたあと、おまけで別の呼吸が入るから、一冊としての後味が整う気がした。
ユナ:ただ私は、情報が多いから一度で全部拾うより読み返すほうが合ってた。月歌と鵺と空亡の関係を知った状態で前半へ戻ると、最初に読んだ時とは受け止め方が変わったよ。
サキ:読み返すなら私は町田と学郎のやり取りから行くかな!重い過去も大事だけど、好きな場面へすぐ戻れるのが単行本の良さだし、この巻は再読したい場所が何方向にもあった。

『鵺の陰陽師』15巻は、千年前の月歌をめぐる重い過去と、高級リゾート島での華やかな恋愛パート、鵺と空亡の戦いまで振れ幅の大きさが魅力の一冊でした。
町田と学郎の距離感や拿月の立ち回り、単行本ならではのおまけやカバー裏もおすすめポイントです。
シリアスとラブコメを同時に楽しみたい人ほど刺さりやすく、この先も人物同士の関係と物語の背景がどう深まるのか期待したくなります。

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