『空気が「読める」新入社員と無愛想な先輩』7巻では、新上司の梶応課長が慈先輩のいとこだと分かり、社内恋愛中の志野さんと慈先輩に思わぬ緊張が走ります。
規律に厳しい課長とのやり取りを経て二人の交際が上司公認になり、さらに愛里沙ちゃんとの買い物では職場とは違う表情もちらり。
描き下ろしの志野さんのダイエット話まで、ほのぼのだけでは終わらない小さな揺れが詰まった一冊でした。
この記事では、課長登場で感じた緊張と安心、愛里沙ちゃんを交えた空気、二人の距離感、描き下ろしで印象に残った場面を、読了直後の3人でネタバレ込みで話します。
作品名:空気が「読める」新入社員と無愛想な先輩 7巻
作者:鳥原 習
出版社:一迅社
発売日:2025年10月24日
いとこって分かった瞬間、こっちまで職場で固まったよね
ミコ:梶応課長が慈先輩のいとこって分かった瞬間、志野さんの期待が一気に緊張へ変わる感じ、読んでるこっちまで背筋が伸びたよ。あの間、妙に長く感じなかった?
ユナ:あの間は分かる。私は課長が規律に厳しいって聞いてたぶん、もっと冷たく来ると思ってたから、事情を知ろうとする姿勢が見えたところで少し肩の力が抜けた。
サキ:肩の力が抜けた直後に、慈先輩がちゃんと二人のことを話そうとするのがもう好き。無愛想なのに逃げない感じが、志野さんを大事にしてるって伝わってきた。
ミコ:逃げないところ、いいよね。しかも上司公認になったから全部安心、で終わらないのが好きだったな。職場では今まで通りでいようとする二人の空気が妙にくすぐったい。
ユナ:そのくすぐったさより、私は梶応課長の立ち位置が意外だった。身内だから甘くするでもなく、規律だけで切るでもなくて、二人を見る目が思ったより落ち着いてたよね。
サキ:落ち着いてるからこそ、志野さんが身構えてたぶんだけ拍子抜けする感じが可愛かった!空気が見える人なのに、自分の恋のことになると緊張しちゃうのが好きだな。
ミコ:その緊張があると、志野さんの能力も万能じゃないって改めて思うね。相手の感情が見えても、自分がどう受け取るかまでは別なんだなって場面が印象に残った。
ユナ:そこは同感。ただ私は能力より、慈先輩が言葉や行動で補ってるところを見ちゃった。見える志野さんと、表情に出にくい先輩の組み合わせが今回も絶妙だった。
サキ:その組み合わせ、やっぱり落ち着く!課長の登場で波乱かと思ったのに、最後は二人の信頼が前より見えた気がして、読んだ直後なのに最初から見返したくなったよ。
愛里沙ちゃんが入っただけで、二人の見え方まで変わるのずるい
ミコ:上司公認でほっとしたあとに愛里沙ちゃんとの買い物が来るの、空気が急に休日っぽくなって楽しかった。会社にいる二人とは違う距離感が見えるのも新鮮だったな。
ユナ:休日っぽさはあるけど、私は二人だけのデートじゃないところがむしろ良かった。愛里沙ちゃんが間にいることで、慈先輩の反応がいつもより少し柔らかく見えたんだよね。
サキ:柔らかい慈先輩、ずるいよね!しかも愛里沙ちゃん相手だと、志野さんも先輩を見る目がちょっと変わったように感じて、こっちまでニヤニヤしちゃった。
ミコ:その視線の変化、分かるなあ。恋人としてだけじゃなく、身内と接する慈先輩を知る時間になってて、二人の関係が生活側へ少し近づいたように見えたんだよね。
ユナ:生活側って表現しっくりくる。私は買い物の意外な流れで、予定通りに進まないときの三人の反応が好きだった。誰か一人だけが仕切る感じじゃないのも自然だったよ。
サキ:自然なのがいいんだよね。大事件じゃないのに、ちょっとした反応で関係性が見えるから、愛里沙ちゃんとの時間が妙に記憶に残った。あの空気、また読みたい!
ミコ:また見たいし、梶応課長との距離もこの買い物を挟んで少し違って見えてきたよ。職場の厳しい上司だけじゃなく、家族の顔まで想像できるようになったというか。
ユナ:家族の顔が見えると、最初の警戒感もだいぶ変わるよね。ただ、理解があるから何でも許す人ではなさそうで、その線引きが今後どう効くのかは少し気になった。
サキ:その線引きは気になるけど、私は今は愛里沙ちゃん込みの和やかさを味わいたいな。恋愛だけじゃない優しいつながりが増えた感じがして、読み終わったあと温かかった。
見える志野さんと見せない慈先輩、今だから刺さる距離感がある
ミコ:今回、志野さんが空気を見られるからこそ、見えたものに安心したり戸惑ったりする揺れが好きだった。能力が答え合わせじゃなくて、会話のきっかけになってる感じ。
ユナ:きっかけっていうのは分かる。私はむしろ、見えない慈先輩の表情を志野さんが前より怖がらなくなってるように見えたところに、積み重ねを感じたんだよね。
サキ:積み重ね、めちゃくちゃ感じた!最初なら不安になりそうな無表情でも、今は先輩の優しさを知ってるから、二人の間に変な焦りが少ないのが嬉しかったな。
ミコ:焦りが少ないぶん、周りの人が入ったときの二人が面白く見えるんだよね。梶応課長の前だと少し固くなるのに、二人きりに近い空気へ戻るとほっとする。
ユナ:その切り替わり、私は志野さんより慈先輩のほうを見てた。言葉数は多くないのに、必要なところではちゃんと動くから、無愛想さが壁に感じなくなってきた。
サキ:壁じゃなくなったの分かる!だから小さな優しさが出るたびに「知ってたけど好き!」ってなるんだよ。派手な甘さじゃないのに、急に刺さってくるのが困る。
ミコ:刺さる甘さが控えめだから、職場の場面とも馴染むんだろうね。それに今回みたいに新しい上司が来ても、二人らしいテンポが崩れなかったのは安心したな。
ユナ:安心はしたけど、私は少しだけ緊張が残ってる。公認になったとはいえ職場は職場だし、梶応課長がどこまで二人を見守るのか、その距離感はまだ読めない。
サキ:その緊張があるから次も楽しみなんだと思う!ずっと穏やかだけじゃなく、仕事と恋の境目で二人がどう反応するのか、またあの可愛い空気で見せてほしいな。
最後にダイエット話を置かれたら、笑って閉じるしかないじゃん
ミコ:描き下ろしの志野さんのダイエット、ここでその話を入れてくるのかって笑っちゃった。恋や上司の緊張から離れて、急に身近な悩みになる感じが可愛かったな。
ユナ:身近さは確かにあったね。私はダイエットそのものより、志野さんが気にしてることへの周りの反応が気になった。本人と他人で見え方が違うのって面白いよね。
サキ:その違い、ちょっと分かるから余計に笑えた!本人は気になるのに、読んでる側はそこまで深刻に感じなくて、志野さんらしい一生懸命さが愛しかったよ。
ミコ:一生懸命になると少し空回りっぽく見えるところも、普段の仕事中とは違っていいよね。こういう描き下ろしがあると、日常の志野さんをもっと知れた気がする。
ユナ:日常が見えるのは嬉しいけど、私は本編の緊張感があったぶん、この軽さがかなり効いたな。読み終わりに重さを残さず、いつもの温度へ戻してくれた感じ。
サキ:いつもの温度に戻る感じ、好き!しかも可愛いだけじゃなくて、志野さんが自分のことになると妙に真剣なのが笑えて、最後にもう一回ほぐされた気分だった。
ミコ:ほぐされたまま閉じられるの、7巻らしかったかも。梶応課長や愛里沙ちゃんで人間関係が広がったのに、最後は身近な二人の日常へ戻ってくるのが心地いい。
ユナ:人間関係が広がった点は大きいね。次は公認になったことで逆に変わる部分があるのか、それとも二人のペースが守られるのか、その違いをじっくり見てみたい。
サキ:私は二人のペースを守ってほしい派!でも愛里沙ちゃんや梶応課長がまた混ざると、知らなかった表情も出そうだし、次巻でもその寄り道をたっぷり見たいな。
7巻は、新上司の登場で一度ぴんと張った空気が、慈先輩の誠実さや梶応課長の理解によって少しずつほどけていく流れが心地よかったです。
愛里沙ちゃんとの買い物では職場外の二人が見られ、描き下ろしのダイエット話では志野さんの日常的な可愛さも満喫。
派手な波乱より、反応や間の変化を味わいたい人におすすめです。
次巻では上司公認後の職場で二人の距離がどう変わるのか、梶応課長や愛里沙ちゃんとの関係がどう広がるのか楽しみです。
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